...もう一度仏戒を守りなさい...
...仏戒に反することをしては駄目です...
...彼女は仏戒に準じた生活を送っている...
...仏戒を破ると、懲罰が科せられることもある...
...仏戒を守らない人は、来世で苦しみを受けることになる...
...品川宿(しながわじゅく)の妓楼(ぎろう)に遊び仏戒(ぶっかい)を破り候てより...
永井荷風 「榎物語」
...「――仏子(ぶっし)範宴、人と生れてここに二十九春秋、いたずらに国土の恩に狎(な)れて長じ、今もって、迷悟を離れず悪濁(おだく)の無明(むみょう)にあえぎ、幾たびか籠り幾たびか彷徨(さすら)い、ひたすら行道のあゆみを念じやまぬ者にはござりまするが、愚かや、山を降りては世相の謎(なぞ)に当惑し、愚痴(ぐち)貪欲(どんよく)に心をいため、あまつさえ、仏陀の誡(いまし)めたもう女人に対しては、忘れんとしても、夢寐(むび)の間も忘れ得ず、仏戒の力も、おのれの力も、それを制圧するに足らず、日々夜々の妄魔(もうま)との戦いに、あわれ心身も蝕(むしば)まれて滅びんとしている愚か者がこの範宴であります...
吉川英治 「親鸞」
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