...「絶頂新秋生夜涼(ぜつちやうのしんしうやりやうをしやうず)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...その詩は便宜上仮名まじりにすると、「絶頂の新秋、夜涼を生ず...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...夜涼(すずしさ)が頬を舐(な)めて...
石川啄木 「鳥影」
...夜涼(よびえ)が頬を舐めて...
石川啄木 「鳥影」
...泊り客あるも亦(また)よし夜の秋肌(はだ)が冷えびえと夜涼(やりょう)を覚えるようになって...
高浜虚子 「俳句への道」
...共にこの夜涼を味わおう...
高浜虚子 「俳句への道」
...人の夜涼(やれう)に語(かた)るあり...
徳冨蘆花 「良夜」
...夜涼を俟ちて机に凭る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...夜涼(やりょう)の茶屋々々賑(にぎわ)う並木の大通(おおどおり)を横断(よこぎ)って...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...神代帚葉翁(こうじろそうようおう)が生きていた頃には毎夜欠かさぬ銀座の夜涼みも...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
......
正岡子規 「すゞし」
...夜涼みであるが風はソヨともしない...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...まだ日なかじゃないか」「急ぐ旅でもありませんから」「……ふん」「どうですか暮れたら恋瀬川のふちで夜涼みに一盃やりませんか」「いま出した手紙で客が来るだろうと思うから...
山本周五郎 「新潮記」
...夜涼の静寂(しじま)に澄み切って...
吉川英治 「剣難女難」
...すでにして杯は廻り燭(しょく)は夜涼(やりょう)にさやぎ...
吉川英治 「新書太閤記」
...夜涼(やりょう)の山嵐(さんらん)をほしいままにして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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