...人並みに夜更かしをし...
芥川龍之介 「恒藤恭氏」
...途中でぐれて外で夜更かしをするといふことは...
薄田泣菫 「茶話」
...毎日のように飲酒と夜更かしとを続けて居た前後であった...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...村上と松井と林とは殊に夜更かしの連中であった...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...私が夜更かしをしてるのに彼女が早くから寝てしまうこと...
豊島与志雄 「理想の女」
...夜更かしというものは男性においてさえも決して自慢にはならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜更かしはその最も大なるものの一つとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ朝寝と夜更かしをつづけてゐた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...夜更かしが商売の茶屋稼業のことですから...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...すぐに彼が二階の雨戸をあけたことはいかに解釈すべきであるか? 彼は夜更かしをして朝寝をする習慣をもっており...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...夜更かしがひどかったですから」午後一〇時直前に自室へ戻り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...私はどうかして夜更かしをせず早起きをして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...このためには大分がん張らないとどうしても夜更かしになるから困ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...夜更かしをしたといえば歌を詠んでいたということはすぐにわかる筈ではあるが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...酒は強い方で夜更かしは平気...
山本笑月 「明治世相百話」
...「あんた狡(ずる)いわ、今夜は酔うと言っておいて、私にばかり飲ませて、そのくせ、酔ってないんだもの」「それや無理ですよ、奥さん、騎手ってものは、朝から夜まで、派手なものにつつまれ通しでいながら、それで、夜更かしも酒も、食べるものすらも、始終神経質でいなければならんのです」「分ってるわよ」と夫人は地を出して――「分っているけれど、こん夜はいいじゃないの」「まだ、もう一競馬ありますからな」「酒は飲めない、夜更かしはいけない、女も何もなんて、そんなにびくびくしていなければならないものなら、騎手なんてやめっちまえばいいのにさ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...おかしくもない夜更かしに帰るのも...
吉川英治 「無宿人国記」
...そんな夜更かしは何より好きでしたから...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??