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石川啄木 「一握の砂」
...後にして来た地球がいま丁度夜明けと見えて...
海野十三 「月世界探険記」
...夜明けにはやくいかないと父ちやんは泊るでねえつていつたんだから...
オイゲン・チリコフ 鈴木三重吉訳 「そり(童話)」
...浴室の戸を締め切ってスイッチを切ったあとの闇(やみ)の中に夜明けまでの長い時間をどうしているのかわからないが...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...夜明けもまぢかになった頃...
豊島与志雄 「正覚坊」
...じっと夜明けを待ちながら...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...夜明け近くにうとうとして眼を覚すと...
豊島与志雄 「二つの途」
...夜明け前にビセートルを発して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...以太利亜の海紫に夜明けたり」「広い海がほのぼのとあけて...
夏目漱石 「幻影の盾」
...明治廿二年二月の憲法発布の日はその夜明けまで雪が降った...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...夜明けがた僕をつつんでくれた空気の甘いねむり...
原民喜 「魔のひととき」
...そうして、九月の末ごろになると、ほの暗い夜明け、または月のいい晩に、この役たたずめといって、一匹残らず撲殺夫に撲り殺されてしまうのである...
久生十蘭 「海豹島」
...夜明けまできこえ...
久生十蘭 「手紙」
...もう間もなく夜明けになるだらう...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...或日の夜明け時に飛び帰つて来る姿を私は一度見たこともある...
牧野信一 「どうしたら私は憐れな彼女を悸さずに済せるだらう」
...ひとすじ夜明けの朱(あけ)を見た...
正岡容 「小説 圓朝」
...主観的にひどく身にしむ夜明けの風景だと思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夜明けに尚侍は自邸へ帰るのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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