...遠州見付の夜啼婆...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...夜啼く狐がいるだけである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...万年橋の袂(たもと)に黙阿弥の芝居に出て来そうな夜啼(よなき)饂飩(うどん)が居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...オーケストラが夜啼鶯(ロシニョール)と郭公(かっこう)と鶉(うずら)の啼き声を聴かせることは人の知る通りであり...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...小夜啼鳥(さよなきどり)のような...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「眠る森のお姫さま」
...又或は何處(どこ)かの家(うち)で鷄(とり)の夜啼(よなき)をするのが淋しく聞えたり...
三島霜川 「水郷」
...きまって堀は誘われるように夜啼きをするのだった...
室生犀星 「蛾」
...美しさのために夜啼きをしてゐるやうであつた...
室生犀星 「京洛日記」
...夜啼(な)き松または夜啼き石などといって...
柳田國男 「日本の伝説」
...また夜啼きをする子の家では...
柳田國男 「日本の伝説」
...夜啼(な)きて止(や)まず...
柳田国男 「山の人生」
...夜啼(な)きする嬰児(あかご)をあやしているようであったが...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??