...多謝す、自然の美は、我を促して、徒歩せしむる也...
大町桂月 「春の郊外」
...おん身心づくしのシャコに多謝...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...暴言ならば多謝...
太宰治 「虚構の春」
...「妄言(ぼうげん)多謝だ...
太宰治 「正義と微笑」
...おまけにこっちから「多謝(メルシ・ボクウ)」と言わなくちゃならないし...
谷譲次 「踊る地平線」
...「多謝(サンキュウ)」である...
谷譲次 「踊る地平線」
...□白船老から手紙と半切とが来た、これで其中庵も持つべきものを一つ持つことが出来た訳だ、多謝多謝...
種田山頭火 「其中日記」
...S酒場に折から帰郷中の惣参居士を訪ねる、生一本の御馳走になる、お土産としても頂戴する、多謝々々...
種田山頭火 「道中記」
...一洵居で、めづらしくもまたきなこ餅の御馳走になつた、そしてまた一洵君が濁酒の代りに豆腐を買うてくれた、多謝...
種田山頭火 「松山日記」
...……多謝(メルシ)...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...多謝...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...多謝!(「明日香」昭和十一年五月號)...
長谷川時雨 「桃」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...イヤ多謝(コウマブソ)……多謝(コウマブソ)……とりあえず一杯献(い)こう...
夢野久作 「爆弾太平記」
...妄言多謝...
吉川英治 「折々の記」
...なんとも、多謝多謝...
吉川英治 「随筆 新平家」
...――労や多謝しなければならないが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...併せて多謝いたしておきます...
吉川英治 「山浦清麿」
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