...大衆は多衆の概念に引き合わされるのを常とする...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...種々相の下に於ける多衆から抽象的なる多衆を抽象し出す企図の下に...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...多衆はその圧倒性の故に...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...多衆はその平均性の故に...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...多衆のもつ平均性はそれが優越的でなければこそ平均性であった...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...多衆は一方に於て圧倒性の...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...多衆は強力にして低質なる勢力...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...特に圧倒性の反対物としての多衆を問題とする歴史的動機を現在有たなかった...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...圧倒性に随伴した多衆の低質性こそは...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...多衆は組織化されればされる程その水準を高める...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それ自身もはや以前の――単なる――多衆を意味することは出来ない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...多衆の名称は性格的でなくなる...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...大衆のこのような概念――組織化されたる又は組織化されるべき多衆――はまだ...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...恰もこの多衆性概念を止揚する――組織する――処のものであることを...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...後者は大衆の質的な高さを仮定することによって大衆が多衆であるという量的規定を忘れて了っている...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...無理解な多衆ではなくて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...他人と交渉ある多衆的芸術の方面へ志していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...古來多衆の上に立つて世と押移つて行く人に智識の秀でゝ居ない者はない...
長塚節 「記憶のまゝ」
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