...彼女は多血質で、何事にも熱心に取り組む...
...試験前には多血質な性格が幸いして、しっかりと勉強をしていた...
...多血質な父親の影響で、彼はスポーツに打ち込んでいる...
...多血質な性格のため、ストレスを感じやすく、注意が必要だ...
...彼は多血質な性格ゆえに、人とのコミュニケーションに苦労している...
...ピーシチク わたしはどうも多血質でね...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...三番目「仇討輪廻(あだうちりんね)」では、多血質、胆汁質(たんじゅうしつ)、神経質とでも言うか、とにかく性格のちがう三人兄弟の対仇討観らしいものが見られる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...三分の神經質と七分の多血質とを調和したる相貌は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯は快豁なる多血質にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...無作法で田舎者(いなかもの)で多血質であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...形(かたち)崩(くず)るるばかり肥満し過ぎたる多血質の人物との解剖を見るべく...
永井荷風 「江戸芸術論」
...健康そうな多血質なお浜は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...典型的な多血質で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...多血質で赤い顏をし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...多血質で氣性者で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やゝ肥(ふと)り肉(じし)の多血質で脹(は)れつぽい眼...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やや肥(ふと)り肉(じし)の多血質で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あまり良い男とは言へないまでも、色が淺黒くて、小柄で、眼が大きくて、啖呵(たんか)が切れさうで、多血質で、先づ申分の無い氣のきいた若い者です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...千種十次郎が多血質で...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...恐らくその人が神経質か多血質かにかかわらず...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...もしも私が、多血質で、利發で、無頓着で、強要的で、縹緻(きりやう)のいゝお轉婆娘だつたら、同じ寄食者(ゐさふらふ)の、よるべない者であるにしても、リード夫人は、もちつと滿足して、私の存在を我慢したであらう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あまりに多血質過ぎるとでもいふべきか...
牧野信一 「月評」
...人間の気質は、右四種の液のいずれが多くあるかによって、多血質、気鬱質、粘液質、胆汁質というふうにわかれる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??