...彼女は多血質で、何事にも熱心に取り組む...
...試験前には多血質な性格が幸いして、しっかりと勉強をしていた...
...多血質な父親の影響で、彼はスポーツに打ち込んでいる...
...多血質な性格のため、ストレスを感じやすく、注意が必要だ...
...彼は多血質な性格ゆえに、人とのコミュニケーションに苦労している...
...■福岡県といつても豊前、筑前、筑後、皆其の性格が違い、其の区別が著しいやうに思はれます、豊前は上方の気風を受け、筑前は多血質、筑後は粘液質とでもいゝましやうか...
伊藤野枝 「福岡の女」
...三番目「仇討輪廻(あだうちりんね)」では、多血質、胆汁質(たんじゅうしつ)、神経質とでも言うか、とにかく性格のちがう三人兄弟の対仇討観らしいものが見られる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...三分の神經質と七分の多血質とを調和したる相貌は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯は快豁なる多血質にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯は快豁なる多血質にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...かの単なる多血質な人間を嗤(わら)ふに値ひする或る心の力――十分勇気を持つてゐて而も馬鹿者が軟弱だと見誤る所のもの...
中原中也 「我が生活」
...典型的な多血質で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...多血質で赤い顔をし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やゝ肥(ふと)り肉(じし)の多血質で脹(は)れつぽい眼...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やや肥(ふと)り肉(じし)の多血質で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し多血質らしくはあるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あまり良い男とは言へないまでも、色が淺黒くて、小柄で、眼が大きくて、啖呵(たんか)が切れさうで、多血質で、先づ申分の無い氣のきいた若い者です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我慢がなりません」多血質らしい中年女...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もしも私が、多血質で、利發で、無頓着で、強要的で、縹緻(きりやう)のいゝお轉婆娘だつたら、同じ寄食者(ゐさふらふ)の、よるべない者であるにしても、リード夫人は、もちつと滿足して、私の存在を我慢したであらう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あまりに多血質過ぎるとでもいふべきか...
牧野信一 「月評」
...更に私の性格が多血質であるか...
三木清 「人生論ノート」
...多血質な美しい皮膚とを射るように視線のなかに感じた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...人間の気質は、右四種の液のいずれが多くあるかによって、多血質、気鬱質、粘液質、胆汁質というふうにわかれる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??