...もう少し多聞に耳を傾けた方がいいですよ...
...ビジネスの場では多聞少言が良いと言われます...
...彼は多聞多感な性格で、人とのコミュニケーションが得意です...
...外国語を習得するには、多聞多読が必要です...
...多聞のために、もっと本を読む習慣をつけた方がいいでしょう...
...(中略)多聞(たぶん)悪いと畳を叩いて腹を立てる...
芥川龍之介 「案頭の書」
...多聞山の城では此の少し前...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そのゝち則重と北の方とは密かに多聞山の城中に移され...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...東京興行者協会は多聞に洩れず「興行取締規則の徹底」や「検閲方針」のために結成されるのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...そこであのナターリヤ・ヴァシーリエヴナも御多聞にもれず...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...この地方の河童と云うのも昔からどこの里にもありそうな御多聞にもれぬ伝説が残って居る...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...多聞読誦を学すること堅固なることをえん...
三木清 「親鸞」
...下等民も御多聞に洩(も)れずといって銭(ちゃん)はなし兎の皮を用いたので...
南方熊楠 「十二支考」
...そして「多聞院日記」の筆者同樣...
吉川英治 「折々の記」
...河内の楠木多聞兵衛(くすのきたもんびょうえ)に会わば...
吉川英治 「私本太平記」
...「多聞(たもん)、ここへ来い」さしまねいて、多聞丸の唇へも、かわらけの酒をちょっぴり舐(な)めさせたり、乳(ち)のみの三郎丸(後の正儀)を、借り物みたいに、鎧(よろい)の膝に抱きかかえて、しばらくは子の髪の毛の手触(てざわ)りに、さいごの家庭の味を嗅いでいる風でもあった...
吉川英治 「私本太平記」
...「なんです、母上」声を知って、すぐ庭に見えたのは、多聞丸で、「爺ならいま呼んで来てあげる」と、すぐ裏山の方へまた駈け去った...
吉川英治 「私本太平記」
...久子や多聞丸を伊賀から引き取って来たことなども耳に入れて...
吉川英治 「私本太平記」
...楠木多聞兵衛正成も...
吉川英治 「私本太平記」
...「たのもしい楠木殿」「わが多聞兵衛(たもんびょうえ)どの」と...
吉川英治 「私本太平記」
...幼名多聞丸(たもんまる)を正行(まさつら)とあらため...
吉川英治 「私本太平記」
...吉祥天はバラモン教の美福の女神シュリイで毘沙門天(びしゃもんてん)(多聞天(たもんてん))すなわち富神クヴェラを夫としている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...奈良の多聞城で采配を振っていた松永久秀の計画であったことはいうまでもあるまい...
和辻哲郎 「鎖国」
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