...小事不必吹毛求疵,不值得太多時間和精力...
......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...師弟共に黙して雨声(うせい)を聴(き)くもの多時...
芥川龍之介 「骨董羹」
...茫然(ばうぜん)とこの蝿を見守(みまも)ること多時...
芥川龍之介 「病中雑記」
...この老詩人を見守ること多時...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...多時(しばらく)思入った風であったが...
泉鏡花 「婦系図」
...境内へ多時(しばらく)かかっていた...
泉鏡花 「婦系図」
...多時(しばらく)宙にかかったようになって...
泉鏡花 「婦系図」
...煙草を吹かしつゝ眺望すること多時...
大町桂月 「常磐の山水」
...岩蔭の風の當らぬ處にて休むこと多時なりしが...
大町桂月 「冬の榛名山」
...多時(しば/\)地獄へ落ちてゆくが...
薄田泣菫 「茶話」
...岩上に盤踞(ばんきよ)して四顧すること多時(たじ)...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...連城抱レ璞多時泣...
永井荷風 「上野」
...「あっ!」と言って三人が立ち尽すこと多時...
中里介山 「大菩薩峠」
...犬と人とが睨(にら)み合うこと多時――その間...
中里介山 「大菩薩峠」
...会談多時でありましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな考に耽(ふけ)りながら私は多時(しばし)立ち尽した...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...茫然(ぼうぜん)たる事多時(たじ)...
夏目漱石 「草枕」
...しまいには天を仰(あお)いで昏倒(こんとう)多時にわたる事があるので...
夏目漱石 「博士問題とマードック先生と余」
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