...したがってすべての人々がこれに多大な関心をもたないわけにゆかない有様になっている...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...そしてまた最初は何らの実用をも伴わないこれらの純粋に知識的な発見が後に多大な実用を持来すに至ることは...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...吾々は多大なる不平が包みきれぬのである...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...共通性の多大なものがある...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...同時に非常に長い時間と多大な費用を節約し得られるのである...
寺田寅彦 「教育映画について」
...そこには地質学や地震学の方面に多大な応用範囲が見いだされる...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...それが如何に多大な分量を要するだろうかという想像ぐらいはつくだろうと思われる...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...日々に自分の意志に依って作り出さるる多大な電力を思った...
豊島与志雄 「過渡人」
...それは多大な努力をしてきたのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そうこっちの自由にいかなくなるかもしれないから」三四郎は多大な興味をもって原口の話を聞いていた...
夏目漱石 「三四郎」
...その数や多大なり...
新渡戸稲造 「武士道の山」
...常に他の何よりも空想に多大な影響を与え...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...彼の空想に多大な刺戟(しげき)をあたえたので...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...多大な工費と人力を賭して試みられたが...
吉川英治 「折々の記」
...またそれを普遍(ふへん)する予言者の声にも自ら多大な関心をはらう習性があった...
吉川英治 「三国志」
...この美濃の国防と兵制に多大な貢献をしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長が多大な関心をもっていたことは...
吉川英治 「新書太閤記」
...現在のでは永井荷風氏の“断腸亭日乗”など文明批評や風俗史料としても多大な文化価値をふくんでいる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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