...吾々の社会生活に器械的結合要素が多大な時期に於ては...
石川三四郎 「社会的分業論」
...したがってすべての人々がこれに多大な関心をもたないわけにゆかない有様になっている...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...吾々は多大なる不平が包みきれぬのである...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...多大な費用とを要したが...
海野十三 「地球要塞」
...そして全人口の多大な部分を...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...ニュース映画はこの意味において人間の頭脳の啓発に多大な役目をつとめるものでなければならない...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...また多大な富を翻訳者自身に与へるやうになつた...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...日々に自分の意志に依って作り出さるる多大な電力を思った...
豊島与志雄 「過渡人」
...かく皆様の多大なる御好意に浴すること...
中里介山 「大菩薩峠」
...薪として燃したり粗朶(そだ)として燃やしたりする大部分に少しの手数をかけてこれを炭化して使用する事になると時間と経済と衛生との上に多大な利益がある...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...昔から植民の文字に多大な魅惑を感じて居たのは...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...しかしその仕合を享(う)ける前に御前は既に多大な犠牲を払っている...
夏目漱石 「道草」
...常に他の何よりも空想に多大な影響を与え...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ところが各方面諸賢方の多大なる御助力に依りまして...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...短時日の滞在の割に英国から受けた利益の多大なのを僕は喜ぶ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...また多大な感興と好奇も抱いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...一山の大衆に多大な手ちがいをかけなければならないから...
吉川英治 「親鸞」
...多大な尊敬をうけた上に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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