...改良論者は貞淑を以て不生産に対する多大なる責任を有すと云ひ...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...この方面には常に多大な注意を払って貰いたいのであります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...多大な費用とを要したが...
海野十三 「地球要塞」
...浸水の地域拡張して損害の多大なる真に計る可からざるものあらん...
田中正造 「非常歎願書」
...優れたる芸術は皆多大なる質量を有す...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...此等の理想は今や其の意義の上に多大なる変化を享(う)けつつあるにあらずや...
綱島梁川 「国民性と文学」
...同時に非常に長い時間と多大な費用を節約し得られるのである...
寺田寅彦 「教育映画について」
...多大なる才と人並みならぬ観察力を駆使して...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...また多大な富を翻訳者自身に与へるやうになつた...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...日々に自分の意志に依って作り出さるる多大な電力を思った...
豊島与志雄 「過渡人」
...なお多大な問題が残されていると見なければなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔から植民の文字に多大な魅惑を感じて居たのは...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...私は朝日新聞に出るあなたの描いた漫画に多大な興味を有(も)っている一人であります...
「岡本一平著並画『探訪画趣』序」
...そうこっちの自由にいかなくなるかもしれないから」三四郎は多大な興味をもって原口の話を聞いていた...
夏目漱石 「三四郎」
...今日一日の物質的損害の額は算するに由無(よしな)し、死傷も多大なり、生き残れる人々も明日の事を思いて、生きたる心地無し...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...多大な労力を費やし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...しかも多大な犠牲を払い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...この美濃の国防と兵制に多大な貢献をしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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