...それは、多かれ少かれ、木賃宿などに巣食つてゐる人間の特徴であつた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...多かれ少かれ凡ゆる詩人について云へることで...
中原中也 「草野心平詩集『母岩』」
...ヒマラヤの人獣の足跡もっともすべての大人にも、多かれ少かれ、この童心は残っている...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...しかし純粋な科学が、実際に役立つまでには、それほど極端ではないが、多かれ少かれ、これに類似したことがあるのである...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...瞑想の甘さのうちには多かれ少かれつねにエロス的なものがある...
三木清 「人生論ノート」
...それだから旅において我々はつねに多かれ少かれ浪漫的になる...
三木清 「人生論ノート」
...旅は人を多かれ少かれ冒險的にする...
三木清 「人生論ノート」
...即(すなわ)ち旅はすべての人に多かれ少かれ漂泊の感情を抱かせるのである...
三木清 「人生論ノート」
...旅は人を多かれ少かれ冒険的にする...
三木清 「人生論ノート」
...それは多かれ少かれ...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...多かれ少かれ主知主義の立場を占める...
柳宗悦 「工藝の道」
...多かれ少かれこの欠点を有ちます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...細工は各地で多かれ少かれ見られますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...各国とも多かれ少かれ共通な道を進みます...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...多かれ少かれこの病いに悩んでいる...
柳宗悦 「民藝四十年」
...吾々の美的教養は多かれ少かれこれに負うているといってよい...
柳宗悦 「民藝四十年」
...粗生生産物の騰貴によってその価格が多かれ少かれ影響を蒙らない貨物はほとんどない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...それらはすべて主権者の収入を増加せしめる多かれ少かれ浪費的な租税であるが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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