...俺達の数は多い...
大杉栄 「鎖工場」
...脂肪の多い向日葵の実は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...低級の読者の多い明治の社会の趣味に投ずることが出来た...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...この区別を判然と立てないためにいろいろの疑問が起こったり議論があったりする場合が多いように思われる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...息のかかった人たちも多いので...
徳田秋声 「縮図」
...殊に病児の看護をしてる妻にはその恐れが多いし...
豊島与志雄 「電車停留場」
...其末尾に附加されることが多いと同時に...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...うぶな子供にとつてあまり複雑で苦痛の多い学校生活が私をいやがらせたからである...
中勘助 「銀の匙」
...その数の多いのを見ては驚かないわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...水蒸気の供給が十分多い時に出来ることが分っている...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...コンデンスミルクを溶いたものが多い)を...
古川緑波 「氷屋ぞめき」
...汽車がそんな惨状を示した葡萄畑の多い平地を過ぎた後...
堀辰雄 「菜穂子」
...公共の図書館にしても個人の文庫にしても本が多ければ多いほどよいのはもちろんだ...
三木清 「書物の倫理」
...こういう風(ふう)な耳を刺戟(しげき)する名称が多いのは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...此処(ここ)へ来る事は恥で無いので立派な風采(ふうさい)の客も相応に多い...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...かくも忠義な士が多いのか...
吉川英治 「三国志」
...足利家に武士も多いが...
吉川英治 「私本太平記」
...彼の歌集に出づと注せられている歌にも実に優れた作が多い...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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