...多いか少ないかの程度において存在している...
有島武郎 「広津氏に答う」
...したがって犯人も判明する場合が多いのだから...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...多くの人の生活には不意の出来事の方が多いのである...
大隈重信 「青年の元気で奮闘する我輩の一日」
...身体の弱いものが多いのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この頃の俳句は諷詠を忘れた俳句が多いようであります...
高浜虚子 「俳句への道」
...ペルリの「日本遠征記」も一ばん自分たちに接觸の多い通詞をとほして日本人を判斷したやうに...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...盗賊でも取った金額が多いかあるいは強盗であると...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...人目の多い場所ではあり...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...気の多い万兵衛がちょっかいを出していたかも知れない」「その娘が何だって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...又幕府に対しても所謂(いわゆる)有志者中には種々(しゅじゅ)様々の奇策妙案を建言する者が多い様子なれども...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...年長者の数がより多い場合よりも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この不景気で近々人減しがあるので随分惨目なものが多いと良吉が云うと...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...古いものほど意味の把(とら)えにくいのが多いためで...
柳田国男 「海上の道」
...札附の前科者が善人であったりしなければならない事が多いのだから...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...それにお前の踏切は人通りが多いから...
横光利一 「マルクスの審判」
...〔無題〕地平線は高く高く上(あが)つて、はての無い燥(かわ)いた砂原を、星の多い、明るい月夜の空に結びつけてゐる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...食い物の多い所とほぼ知れている...
吉川英治 「茶漬三略」
...牛糞(うしくそ)の多い北野の往来へ出て行くのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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