...遣外大使として外交交渉にあたる...
...官庁発注で得た仕事が思いの外大変だった...
...存外大きな懸隔(けんかく)がある...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...案外大きな声をはりあげて...
上村松園 「苦楽」
...探偵小説の面白さの案外大きな部分を占めているのに一驚を喫するかも知れないのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...栃木郊外大平山茶亭...
高浜虚子 「五百句」
...しかし存外大家の描いたのでもそんなのがありやすい...
寺田寅彦 「自画像」
...併し案外大きな役割を果していることは注目に値いする...
戸坂潤 「思想としての文学」
...その燈火は思いの外大きかったものの...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その金が案外大きい金額になるので...
中谷宇吉郎 「アメリカ種の落語」
...その標準値からのずれは案外大きいので...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...われわれの食生活に案外大切な役割を果していることがわかるであろう...
中谷宇吉郎 「風土と伝統」
...みんな話しちまったんだよ」「馬鹿ッ」津田の声は案外大きかった...
夏目漱石 「明暗」
...思いの外大したものだね」「当り前(めえ)だ」「妓(おんな)の数もあんなにあろうとは思いも寄らなかった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そいつは思いの外大物かもしれない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...思ひの外大膽不敵(だいたんふてき)なものですね」「お前は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ふと欣々の子だといったら案外大切にされたので...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...案外大胆なことを書くのではないかと思ったのだろう...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...毛布問屋は案外大きい店だった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...一四二〇年に日本に来た朝鮮の使節朴端生が、朝鮮海峡や瀬戸内海の印象に基いて書いた報告によると、赤間関から西では対馬、一岐、内外大島、志賀、平戸など、東では四国の北の島々や竈戸社島などが海賊の根拠地であって、その兵は数万、船は千隻を下らないが、しかしそれらの根拠地の領主、宗氏、大内氏、宗像氏、大友氏、松浦党などは、それらの海賊に対して強い支配権を握っていたという...
和辻哲郎 「鎖国」
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