...夕月の光の如く疑惑の森に匂ひ來る肯定の歡喜よ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...夕月が濃い雲の切れ目から姿を見せたのだった...
有島武郎 「或る女」
...空には夕月があった...
田中貢太郎 「亀の子を握ったまま」
...何時(いつ)の間にか日が暮れて夕月が射(さ)していた...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...大根もらつたくもりおもくて竹の葉のゆれてな(マヽ)る・影が水を渡る影もならんでふむ土の凍てゝゐる・夕月があつて春ちかい枯枝・ゆふやみのうらみちからうらみちへ雪どけの二月二日早寝の早起だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...そしてあるく・また逢へようボタ山の月が晴れてきた遠賀川風景枯葦雲雀の歌放牧の牛の三々五々霞うら/\あされば何かあるらしい鶏は鶏どち焼芋やけます紙芝居がはじまります旅のつかれのほつかりと夕月・枯草の日向見つけて昨日の握飯病めばをかしな夢をみた夜明けの風が吹きだした二月廿七日夜来の雨がはれて...
種田山頭火 「其中日記」
...それ等(ら)の家(うち)の竹垣(たけがき)の間(あひだ)からは夕月(ゆふづき)に行水(ぎやうずゐ)をつかつてゐる女の姿(すがた)の見える事もあつた...
永井荷風 「すみだ川」
...葉桜(はざくら)の上に輝きそめた夕月(ゆふづき)の光がいかにも凉(すゞ)しい...
永井荷風 「すみだ川」
...わたくしはこの夕月を仰ぎ見て道の赴く方角を推知し...
永井荷風 「枇杷の花」
...折から誂(あつら)へたやうに櫻の梢に夕月が昇つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...黄色い夕月が風にゆらいであちこちに帽子のやうな草つぱがひらひらする...
萩原朔太郎 「青猫」
...夕月や橋の袂に衣白き...
萩原朔太郎 「短歌」
...夕月の寒そうに冴(さ)えている空を仰ぎながら...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...夕月の光をたよりに...
吉川英治 「随筆 新平家」
...夕月のかかる前から...
吉川英治 「増長天王」
...老杉(ろうさん)の上に、夕月を見た...
吉川英治 「平の将門」
...裂けたる鬼女の口に似ている夕月が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...細い夕月が見えていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
- アナウンサーの井端弘和さん: 侍ジャパンの監督としてWBCメンバーを発表しました ⚾
- スキー選手の小林陵侑さん: ジャンプ競技で活躍し、団体戦優勝に貢献 🏆
- 俳優の高橋文哉さん: 『ブルーロック』の主人公・潔世一役を演じる🎭
