...夏草が茂る公園でピクニックを楽しむ...
...夏草の匂いがする、風に揺れる夏草を眺める...
...夏草が乾燥し、枯れ落ちた場所を見ては寂しくなる...
...川のほとりに広がる夏草原を散歩する...
...夏草に隠れて、かわいらしい虫たちを発見する...
...燃ゆる様な好摩(かうま)が原の夏草の中を...
石川啄木 「鳥影」
...其路傍(みちばた)の夏草の中に...
石川啄木 「二筋の血」
...丈に伸びたる夏草を露けき袖にて押分け押分けなお奥深く踏入りて忍び込むべき処もやと...
泉鏡花 「活人形」
...夏草が繁ってはとても行来(ゆきき)は出来ぬのであった...
江見水蔭 「壁の眼の怪」
...夏草に黄色き魚を釣り上げし昭和七年六月五日 武蔵野探勝会...
高浜虚子 「五百句」
...・朝戸あけるより親燕・こゝもそこもどくだみの花ざかり・水田たゝへようとするかきつばたのかげ・梅雨晴れの山がちゞまり青田がかさなり・つゝましくこゝにも咲いてげんのしようこ□・お寺まで一すぢのみち踏みしめた・うまい水の流れるところ花うつぎ・山薊いちりんの風がでた・水のほとり石をつみかさねては(賽の河原)霽れて暑い石仏ならんでおはす夏草おしわけてくるバスで昨日も今日もまたサケナシデー...
種田山頭火 「行乞記」
...おいしげった夏草の上でぶつけあい...
新美南吉 「川」
...夏草の上に置ける朝露よりも哀れ果敢なき一生を送った我子の身の上を思えば...
西田幾多郎 「我が子の死」
...夏草のあいだを走りぬけて行く姿はたしかに見たンですが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...夏草ばかり繁ったさびしいところで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...露もしとどな夏草を踏みしだき...
久生十蘭 「ひどい煙」
...初夏草木の青々茂りて半ば城楼(じょうろう)を埋めたる処は最も城の堅固なるを感ずべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...夏草は生ひ、橋はかくれた、と、ただそれだけを何度も繰りかへしてゐた...
室生犀星 「末野女」
...北國(ほくこく)街道の上には夏草がのびてゐた...
吉江喬松 「霧の旅」
...鈴を鳴らして斷續して行く御岳道者の姿が桔梗が原の夏草のなかに出沒して見られ...
吉江喬松 「山岳美觀」
...夏草の背丈にかくれて坐りあった...
吉川英治 「私本太平記」
...夏草日記(なつくさにっき)死体の処理や分捕品(ぶんどりひん)の始末などの奉行をいいつかって...
吉川英治 「新書太閤記」
...おなじ芭蕉の句――夏草やつはもの共が夢の跡――と共につよく心に沁む句である...
吉川英治 「随筆 新平家」
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