...宜しく孔子の志を以て志と爲すべし...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...小野さんに宜しく頼んどいてくれって頻りにそういうんだ...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...どれを聴くかは全く生徒の勝手に任せて置くが宜しい...
丘浅次郎 「落第と退校」
...怖れ慄ひて他を待つや?先鋒中に身を措けば汝ら宜しく身を起し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...宜しく漫に此の大勢に逆抗して立憲政治の發達を阻碍す可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...わたしの方はいつでも宜しいの...
豊島与志雄 「春盲」
...宜しゅうございますわ...
豊島与志雄 「無法者」
...下り居立ち見れど宜しみ...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...此何分宜しく頼(たの)むの頼(たの)むは本当の意味の頼(たの)むか...
夏目漱石 「それから」
...なるべく人のために働く分別をなさるが宜しかろうと思う...
夏目漱石 「道楽と職業」
...「弥助の死体を見ても宜しゅうございましょうか」「いいとも」一応断った平次...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たつた一度で宜しうございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「どんな惡いことをしたと言ふのだ」「女遊びや勝負事はまア宜しうございます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宜しく頸に絞索(こうさく)を懸けた位の気持になって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...江戸にも京にも名人が出たというても宜しいが...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
...勿論何を配合するにも配合上の調和を欠き候ては宜しからず...
正岡子規 「病牀六尺」
...先生へも宜しくね...
眞山青果 「茗荷畠」
...首(こうべ)を賭(と)することは宜しゅうございますまい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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