...壱岐(いき)の島途切れて見ゆる夏の海西日今沈み終りぬ大対馬(おおつしま)壱岐低く対馬は高し夏の海六月一日 門司より再び乗船...
高浜虚子 「六百句」
...長崎(ながさき)からかえってきた奥平壱岐(おくだいらいき)のところへあいさつにいきました...
高山毅 「福沢諭吉」
...等々――それだけで壱円あまり...
種田山頭火 「其中日記」
...澄太君の好意で――二十五銭 焼杉下駄三十銭 家庭用マツチ壱円 借金二口米や茶は買へなかつたが...
種田山頭火 「其中日記」
...何と壱円十九銭出来た...
種田山頭火 「道中記」
...大枚壱円三十四銭也...
種田山頭火 「松山日記」
...スッポン壱枚壱分位を喰(くら)いても飽(あ)かず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...神楽坂富士見町四谷(かぐらざかふじみちょうよつや)辺ならば芸者壱円にて帯を解くものもありしかど名ばかりの芸者にて長襦袢(ながじゅばん)は胴抜(どうぬき)のメレンスなり...
永井荷風 「桑中喜語」
...沢庵 拾壱銭...
林芙美子 「新版 放浪記」
...壱円札二枚入れて置きました...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...今日の壱万円よりも拾万円よりも百万円よりも莫大(ばくだい)なものであった...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...これで終り四月十八日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 上落合より(封書 まき紙に毛筆書 表に「戸籍謄本壱通領置」とある)〕きょうは又寒い雨がふります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...脂肪が九分ないし壱割...
村井弦斎 「食道楽」
...水分壱割五分二厘にてその滋養分日本製の品に三倍せり...
村井弦斎 「食道楽」
...○牛の脂肪肉は蛋白質壱割四分八厘...
村井弦斎 「食道楽」
...淡路津名(つな)郡由良町大字由良浦字成山壱岐壱岐郡香椎(かしい)村大字新城字ナル山飛騨大野郡白川村大字椿原字ナルボラホラは谷または迫(さこ)のことである...
柳田國男 「地名の研究」
...こんなところは附近に多いと『壱岐名勝図誌(いきめいしょうずし)』には記している...
柳田国男 「山の人生」
...(壱)眞田保雄の事を此の十年来何かに附けて新聞雑誌で悪く書く...
與謝野寛 「執達吏」
便利!手書き漢字入力検索