...縄(なは)からげの小桶(こをけ)壱(ひと)つ...
芥川龍之介 「案頭の書」
...電車のない夏の炎天を壱岐殿(いきどの)坂下まで歩いて紅葉はヨボヨボ爺(じい)さんの二人乗を見付け...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...壱岐殿坂時代の緑雨には紳士風が全(まる)でなくなってスッカリ書生風となってしまった...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...壱岐殿坂を九分通り登った左側の「いろは」という小さな汁粉屋の横町を曲ったダラダラ坂を登り切った左側の小さな無商売屋(しもたや)造りの格子戸に博文館の看板が掛っていたのを記憶している...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...金壱百円を寄付することが出来たのは...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...壱岐(いき)はわるだくみで...
高山毅 「福沢諭吉」
...壱岐(いき)には...
高山毅 「福沢諭吉」
...今日の買物九銭 バツト 十銭 なでしこ 十五銭 小鰯 壱円三十五銭 酒 七銭 茗荷 三十四銭 干うどん 二十銭 薬 五銭 茄子 十銭 電車賃 六銭 胡瓜 十銭 ハガキ 十弐銭 泥鰌汁 十銭 唐辛 三十五銭 削り節八月廿五日雨...
種田山頭火 「一草庵日記」
...唐辛苗七本三銭一金十七銭 焼酎壱合五勺一金八銭 石油二合一金五銭 醤油一合一金五銭 塩一金四銭 なでしこ一金九銭 ハガキ六枚・月草を植ゑて一人・鉢の子の米の白さよ・注連を張られて巌も五月・初夏や人は水飲み馬は草喰み二句追加・うごかない水へ咲けるは馬酔木の花で・ゆく春の身のまはりいやな音ばかり五月三十日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...銭が壱円四十銭あまり...
種田山頭火 「行乞記」
...そのなかのつりがねさう・あすは二百十日の鴉がたたかうてゐる・妻子に死なれ死を待つてゐる雑草の花・秋暑いをんなだが乳房もあらはに九月壱日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...句集代壱円も受取つた...
種田山頭火 「其中日記」
...今日の買物一金拾三銭 醤油二合其他一金壱円 酒壱升一金拾弐銭 ゴマメ五十目一金五銭 切干百目一金七銭 バツト一個一金四銭 なでしこ一袋一金七銭 鰯一くぎり一金五銭 竹輪一本一金弐銭 しようが一ツ一金四銭 酢一合一金十銭 古雑誌一冊一金三十銭 酒代借払一金十弐銭 小口色し一金十銭 切手十枚一金五銭 酒粕百目一金十銭 煙管弐本二月十日天地清明...
種田山頭火 「其中日記」
...壱人モオレニ刃向ウ者無カッタ...
中里介山 「大菩薩峠」
...たとえば壱岐島のテモヤシのごとく(民間伝承一巻八号)...
柳田國男 「食料名彙」
...壱岐島(いきのしま)のある村に行われていたもの...
柳田国男 「母の手毬歌」
...龍巻壱岐守(たつまきいきのかみ)ぐらいにはしてやるよ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...岩佐壱岐(いき)だのという重臣たちも...
吉川英治 「茶漬三略」
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