「声」の意味
音を発すること
小説での「声」の使い方
...狂女は地謡(ぢうたひ)の声の中にやつと隅田川の渡りへ着いた...
芥川龍之介 「金春会の「隅田川」」
...」しかしかう仰有(おつしや)る大殿様の御声には...
芥川龍之介 「地獄変」
...盛(さかん)に感歎の声を挙(あ)げ始めました...
芥川龍之介 「秋山図」
...みんなのうたう声は...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...哀れな声で渇(かつ)を訴えたので...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...耳許で女の声がするので恐るおそる眼を開けて見た...
田中貢太郎 「虎媛」
...私は覚えず泣き声になりました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...だが……このブラッシは金切り声だよ……恐ろしく金切り声だよ!」そこへかわいいヴォトカの壜が登場する...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「天才」
...在から来たらしい屈託そうな顔をした婆さんに低い声で何やら言って聞かしていたが...
徳田秋声 「黴」
...姐さんは私に声をかけましたが...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...喉一杯の声を張り上げて土語の歌を唱って居た...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...最後の奴は御鄭寧(ごていねい)にも阿呆阿呆と二声叫んだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...腰抜け野郎!」と金切り声...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...声色(こわいろ)を使いはじめた...
森鴎外 「雁」
...声の方でも(わたしの声は音楽にはなはだ不向きにできている)楽器の方でも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そちらの鮒(ふな)を貰っておきましょう」書庫へ本を取りにいった戻りにふとそういう妻の声をきいて...
山本周五郎 「日本婦道記」
...船待の小屋から居(い)なりに声をかけて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...だから四谷見附で中学生らしい二人の子供をつれた紳士が、水筒と写真機とを肩にかけて、のんきな声で、「さあどっちから廻ろうかな」と言っているのをきいたときには、思わず撲(なぐ)りつけてやりたい衝動を感じた...
和辻哲郎 「地異印象記」
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