...ここに壮烈なる世紀の大海戦の幕が切って落されたのだった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...十台の救援ロケット艇がとびだしたときの壮烈なる光景は...
海野十三 「怪星ガン」
...上から真逆落(まっさかおと)しに敵機へぶつかって組みあったまま燃落ちるもの――壮烈な空の肉弾戦だ...
海野十三 「空襲警報」
...」これは、ベートーヴェンの言葉だが、壮烈な覚悟だ...
太宰治 「正義と微笑」
...更に彼の粛然として壮烈な戦歿が伝へられた...
辰野隆 「旧友の死」
...現代史中のこの壮烈なる危機は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...壮烈なるは匕首(ひしゅ)を懐(ふところ)にして不測の秦(しん)に入り...
夏目漱石 「人生」
...ここに彼の思想の壮烈な虚妄がある...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...万という数に達する壮烈な大機動戦で...
久生十蘭 「南極記」
...壮烈なガリバルジ君の申出にも首を振りつづけて...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...定めし壮烈な反響(こだま)が火花を散らすことだらうと不図思つたら...
牧野信一 「沼辺より」
...互ひに壮烈な鎬を削る仲となつてゐた...
牧野信一 「まぼろし」
...そんな意味のことを壮烈な方言で附け加へて...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...雲を霞と壮烈な遁走を試みるのであつた...
牧野信一 「夜見の巻」
...雑誌を一冊分ぜんぶひとりで書くとまで壮烈な気持になってるじゃないか...
山本周五郎 「陽気な客」
...枕をならべて壮烈な自刃をとげた...
吉川英治 「私本太平記」
...士気の壮烈なることは...
吉川英治 「新書太閤記」
...お吟はそれに対して女とも思われない壮烈な抵抗を見せているのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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