...爾に父母其妊める事を怪みて、其女に汝は自ら妊めり、夫なきに、何由にしてかも妊めると問えば答えて曰く、麗しき壮夫の、其姓名も知らぬが、毎夕に来て住める間に、自ら懐妊ぬという...
高木敏雄 「比較神話学」
...兄を秋山之下冰壮夫(シタビオトコ)と云う...
高木敏雄 「比較神話学」
...弟を春山之霞壮夫(カスミオトコ)と云う...
高木敏雄 「比較神話学」
...麗(ウル)わしき壮夫(オトコ)に成りて出遊行(イデアルキ)き...
高木敏雄 「比較神話学」
...仰ぎ見るに麗わしき壮夫なりしかば...
高木敏雄 「比較神話学」
...変じて麗しき壮夫となる...
高木敏雄 「比較神話学」
...麗しき壮夫となりしを云わざるも...
高木敏雄 「比較神話学」
...是に神壮夫(カミオトコ)ありて其形姿容儀(カオスガタ)世に比い無きが...
高木敏雄 「比較神話学」
...夫なきに、如何にしてかも妊めると問えば、答えけらく、麗しき壮夫の、其名も知らぬが、夜毎に来て住める程に、自ら妊みぬと云う...
高木敏雄 「比較神話学」
...忽ち美しき壮夫に化せしと...
高木敏雄 「比較神話学」
...醜(しこ)の壮夫(ますらお)デカ君が悲鳴をあげつゝ追駈(おっか)ける...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「ああいい心地(きもち)!」と入り来る先刻の壮夫(わかもの)...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...乃舅(おとっさん)だな」壮夫(わかもの)はちょいといずまいを直して...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...従来酒は嫌な上に女の情というものを味う機会がなかったので彼は唯働くより外に道楽のない壮夫であった...
長塚節 「太十と其犬」
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前田普羅 「普羅句集」
...「北平の風の中で」のように3 上野壮夫「勝つも負けるも力と力何でやめられよかこの戦さ」これがかの勇敢なコスモニストの克服者だった上野壮夫の歎声だった彼がうっかり詩のラインに引き込んだ「友よゆるせ」の一句は敗北したインテリゲンチャたちの時代の象徴語となった遠地輝武は「音のない群像」と彼の詩を評した彼は人民を骨の髄まで煽動する人民が彼の死んだシルエットである間は彼は「飢餓皇帝」のように...
槇村浩 「人民詩人への戯詩」
...屈竟(くっきょう)の壮夫(わかもの)に口を取らせ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...壮夫の如き足つきだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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