...彼が遷都の壮挙を敢てするや...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...何と壮厳なものであろう...
石川欣一 「山を思う」
...真理は富士山の壮大なるがごとく大なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...大空から墜落していくところは言語に絶した壮観だった...
海野十三 「地球要塞」
...壮一君からはまったくなんのたよりもなく...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...此叟父(おやぢ)は壮年時(わかきとき)熊に助られたる人也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...小説『金色夜叉』に出て来る老壮士である...
薄田泣菫 「茶話」
...その時女(むすめ)と壮(わか)い男は...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...イプセンの勇壮な無秩序...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...実に壮大な宴を張った...
林芙美子 「落合町山川記」
...壮六 いえ、あの、川合と言う苗字で、名が壮六と言う――春子 ああびっくりした...
三好十郎 「樹氷」
...その廃墟すらも栄光に輝き壮大である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...其(その)内部の壮厳(さうごん)は有らゆる美を尽(つく)して...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...川上音二郎の壮士芝居がかかっていた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...ひとりの壮漢がずかずか入ってきて...
吉川英治 「三国志」
...手飼(てがい)の壮丁(わかもの)十人ばかりにこれを護らせ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一箇の人間の魂が、かくも壮絶な、かくも荘厳な――終滅(しゅうめつ)の美を発するものかと、それへかかって行く者も、討って取らんと進み寄る者も、ひとしく、今は敵味方というけじめがない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...宏壮な辻々の第宅(ていたく)には...
吉川英治 「親鸞」
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