...同時に壮太郎氏の口から...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...僧空海(くうかい)が少壮の時...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...年増が壮(わか)い女の首筋を掴(つか)んで立っていた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...又壮い木客の声がそれに応じた...
田中貢太郎 「死んでいた狒狒」
...壮い漁師はその海嘯のために娶(もら)ったばかりの女房を失っていたが...
田中貢太郎 「海嘯のあと」
...哲士の性情を論ずといふかその胸にはすなはち大慈大悲の霊泉を湛へその腔にはすなはち神妙壮美の世界観を包蔵す...
津田左右吉 「史論の流行」
...打ち見た処家が潰れる程に壮観ではないから...
戸坂潤 「社会時評」
...労働力というのも資本主義的に見た限りの壮丁(労働者)の体位のことだっただろう...
戸坂潤 「社会時評」
...「壮士ひとたび去ってまた帰らず――か」竜之助は...
中里介山 「大菩薩峠」
...大言壮語することを職としていた筋目の通る溢(あぶ)れ者(もの)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...壮大な青春の夢は...
火野葦平 「花と龍」
...しかして今ここに特に壮大雄渾を挙ぐる者は...
正岡子規 「俳諧大要」
...壮大雄渾なる句は少きを以て...
正岡子規 「俳諧大要」
...壮大を好む者総ての物に大の字を附して無理に壮大ならしめんとするは往々徒為(とい)に属す...
正岡子規 「俳諧大要」
...あんな出しぬけに泣き出しただ? うん?金吾 ……(返事をせず木を切る)壮六 どうしてだ? ありゃ仔馬あ見てる時だったが...
三好十郎 「樹氷」
...壮士は加勢ばしろと言うのだ! うん! どうしたもんじゃろか...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...その中から十名だけの壮丁を選んで...
吉川英治 「三国志」
...その公爵夫人が部屋からお去りになるとロダンさんは壮年のような若々しさを以て...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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