...六十の佐十さんは壮者を凌(しの)ぐ程の元気...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...最年少の羽柴壮二君が...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...その時女(むすめ)と壮(わか)い男は...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...身体壮健であった...
田山花袋 「一兵卒」
...いかに勇壮の美が彼から輝き出したことだろう! けれども...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...壮士の踵(かかと)がこころもち退く...
中里介山 「大菩薩峠」
...するとそこでは平素から不逞(ふてい)の志をいだいていた壮丁(そうてい)たちが...
中村地平 「霧の蕃社」
...福沢とその「塾」とのこの日までの悲壮なる主観いかんはべつとして...
服部之総 「福沢諭吉」
...かずかずの内庭のつぎには第二の壮大な宮殿がくる...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「皇帝の使者」
...以上の趣向は老生が壮年のときより想像する所にして...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...広場そのものの壮麗(そうれい)なけしきのなかで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...すぐこれからか?壮六 うん...
三好十郎 「樹氷」
...壮六 いいだねえか...
三好十郎 「樹氷」
...深いのになると三百尺というが、そのうす暗い深みから何本となく巨大な角柱が立ち聳(そび)えている様は凄愴(せいそう)であり、壮観である...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...川上音二郎の下(もと)にいる桜井何とかいう壮俳(そうはい)にそっくりだなあ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...血を咯(は)きながら修史何十年の悲壮な努力の姿は...
吉川英治 「剣の四君子」
...――先なる一壮漢は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...壮年時代から既にそうした気宇のあった忠利であるから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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