...何か精神的強壮剤を求める為に銀座の或本屋へ出かけることにした...
芥川竜之介 「歯車」
...壮(さかん)なるかなや...
石川啄木 「詩」
...壮年の頃から禁酒をされて...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その宏壮と豪奢においてコンコードの主要道路に立っているどれをも凌ぐような家を建てるつもりでいる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...壮(わか)い男の頭に拳(こぶし)を加えました...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...壮年の折京都に滞留していたものゝ如くである...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...呀(あっ)と思う間もなく身は悲壮(ひそう)渦中(かちゅう)に捲(ま)きこまれた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それを特徴的に物語っている(〔少壮将校ら〕の内にも一時はかかる諸活動のハッキリした徴候が見られた...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...他藩にもちょっと類のないほど宏壮な建物で...
中里介山 「大菩薩峠」
...扉口の方へ向って世にも壮重な声で...
久生十蘭 「魔都」
...少壮の不平児たちが落語協会を脱退...
正岡容 「わが寄席青春録」
...その壮観奇麗いまだかつて目にも見ず...
南方熊楠 「十二支考」
...その収穫の壮大な仕事ぶりを見てきたばかりなので...
宮本百合子 「明るい工場」
...ジャーナリズムの上に一年間も八方に向って文学的へどをはきつづけることのできた強壮な三好十郎が...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...いくつになったかね? え?金吾 あの……(言葉が出ない)壮六 (見かねて引きとって)二十四でやして...
三好十郎 「樹氷」
...かわいそう――壮六さんと言った?金吾 達者でやす...
三好十郎 「樹氷」
...マメはまた豆と壮健とを意味していた...
柳田国男 「年中行事覚書」
...彼方の薬園から身に白衣(びゃくえ)をつけた一壮士が...
吉川英治 「新・水滸伝」
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