...小(ちひさ)い時分から覇気の壮(さか)んな...
石川啄木 「足跡」
...――私は壮平老人から倉庫を一千円で買ったがあれには大きな自信があったのだった...
海野十三 「疑問の金塊」
...カタキヲタノム」この悲壮な遺書を...
海野十三 「太平洋魔城」
...白鳳から天平へかけての諸仏像の壮麗さは筆紙に尽し難いものがある...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...壮年にして御昇進...
太宰治 「右大臣実朝」
...中尉の姉のローゼンタール男爵夫人の宏壮なる邸も...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...彼が壮(わか)い男と思って撃ったのは己(じぶん)の長男で...
田中貢太郎 「警察署長」
...浪がないから竜王の下の岩に躍(おど)る白浪の壮観も見えぬ...
寺田寅彦 「高知がえり」
...神経強壮剤とをあわせ用いようかと...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...勇壮にたいする熱愛...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...善の理想を示し得る人は壮の理想を示し得る人と...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...壮厳にきらびやかに飾り立てられた寺の中や美しく塗り立てられた絵の前でなしに...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...壮士の団体というのはまあいいが...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...バルザックは偉大さとお人よしと博大さと俗っぽさと、すべてが男らしくて、横溢していて、強壮で成熟して、物怯じしない人間だけにうけいれられるいきものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あれほどの大言壮語...
山本周五郎 「百足ちがい」
...豪壮な彩具(えのぐ)と太い線で...
吉川英治 「新書太閤記」
...杉並木の壮麗なのに感嘆しながら春日神社に行き...
和辻哲郎 「鎖国」
...「キリスト教国にあるとも思えないほど宏壮なもの」と...
和辻哲郎 「鎖国」
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