...其一代の風雲を捲き起せるの壮心...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...しかし壮一君はニッコリともしません...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...壮一君がどんな顔にかわるかということを想像して...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...小女(こむすめ)と壮(わか)い男の姿をじろじろと見ていた...
田中貢太郎 「水魔」
...壮麗な新築飛行ホテル...
谷譲次 「踊る地平線」
...峰の茶屋から先の浅間東北麓の焼野の眺めは壮大である...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...南蛮(なんばん)寺の壮観は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...浅間のそれが最も端麗でもあり壮大でもあろう...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...五竜之助と、薩州の壮士と、棒を持った変人と、三人の姿を山科(やましな)の奴茶屋(やっこぢゃや)の一間で見ることができました...
中里介山 「大菩薩峠」
...美保子は亜砒酸入の丸薬を強壮剤に用いて居ることも事実ですが...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...壮麗な恋愛論を一つ書きたいものだ...
林芙美子 「恋愛の微醺」
...そのとき、あなたのお父さまは、どこにいました」「ケチンのそばの洋間に……あたしが駆けて行って、ノックをして、火事だといったんです」「すぐ、起きていらした?」「五分ほどしてから、ドアの隙間から顔をだしました」二アメリカの借家人がケチンに使っていたところは、江戸時代には中門脇の中間部屋だったのを、石田氏の養父の代に、洋館のほうへ繰込んで坊主畳を敷き、院外団の壮士や、青雲の志のある同郷の書生どもを入込みにして、ゴロッチャラさせていたのだそうである...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...木下吉之助らが壮士芝居へも加入して...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...さわりの趣味はいつになったらもっと朗らかで雄大壮厳な合唱と献身とに変ることでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...御道中御壮栄欣抃(きんべん)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「わかったかっ」あまり厳粛なので、壮士たちも、しばらく黙っていたが、やがて、「分りました」と、異口同音にいった...
吉川英治 「三国志」
...愁壮(しゅうそう)なものとしたことも疑われない...
吉川英治 「三国志」
...壮者のようにがっしりしていた...
吉川英治 「親鸞」
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