...廿三日、壬戌、新造の御所の事、其沙汰有り、今日御前に於て、指図少々改めらるるの所々有り、今度中門を立てらる可きの由と云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...直ちに壬生へ走(は)せつけることについて...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬は合点のゆかぬ思いをしながら壬生の屯所(とんしょ)へ帰って来たのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...壬生(みぶ)の新撰組を訪ねて...
中里介山 「大菩薩峠」
...仲壬はそこで始めてそれを身に佩びた...
中島敦 「牛人」
...壬生寺であらうと思ふ甍がだん/\大きく見えて來た...
長塚節 「菜の花」
...(明治壬申三月稿)...
西周 「尚白箚記」
...壬午十一月朔に任官したのではないかと思つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...花亭は壬午九月四日に「去年福山侯の聘に応じ解褐候」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...猫を葬つた壬寅の歳には神田松坂町の流行医塩田秀三(しうさん)の養子になつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其二は彼勧進帳が壬子の年の何(いづ)れの月に演ぜられたかと云ふことである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...推するに柏軒は壬戌に至つてお玉が池の家に座敷の建増などをしたであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此年壬戌の麻疹流行が猖獗を極めてゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十五年壬午、三十六歳...
森鴎外 「能久親王年譜」
...今ある地方の壬生という在所とても...
柳田国男 「海上の道」
...壬生にも始終痛めつけられた...
横瀬夜雨 「天狗塚」
...洛内壬生(みぶ)の神泉苑(しんせんえん)のほとりに水入らずな世帯をもち...
吉川英治 「私本太平記」
...壬生(みぶ)の御老人だといい合って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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