...素朴率直な山國の士らしい誠に親切な人であつた...
今井邦子 「伊那紀行」
...それから博士に仕事を頼んだことまでべらべら喋っちまったんだろう...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...」と博士は四辺を見廻していたが...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...フリントの一等運転士だったのだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...所謂「兵士の王」の息子であつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...その時九十歳の老乳母(ろううば)が戦士の子を連れて来てそっと彼女のひざに抱きのせた...
寺田寅彦 「自由画稿」
...天下の志士をもって任じ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...尤も大学教授だろうが博士だろうが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...復讐の目的全く破れて、十余人の壮士、一人の少年のために枕を並べて討死...
中里介山 「大菩薩峠」
...初心(しょしん)なる文学士は二の句をつぐ元気も作略(さりゃく)もないのである...
夏目漱石 「野分」
...草は菫(すみれ)となり、蒲公英(たんぽぽ)となり、桜草となり、木は梅となり、桃となり、松となり、檜(ひのき)となり、動物は牛、馬、猿、犬、人間は士、農、工、商、あるいは老、若、男、女、もしくは貴、賤、長、幼、賢、愚、正、邪、いくらでも分岐して来ます...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...余す所は「天然居士は空間を研究し論語を読む人である」と云う一句になってしまった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これが縁で田中館博士にかわいがられた...
野村胡堂 「胡堂百話」
...頑固な兵士は本音しか言わない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...わたくしの多少社会に認められたのは文士としての生涯である...
森鴎外 「なかじきり」
...或(あるひ)は表面的な士気に聊(いさゝ)か弛緩の姿を示したかも知らぬが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...領主が切腹すれば、城地は官収され、藩士は離散する...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...これらの百姓は有姓の士族であって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??