...下有衝波逆折之回川」の木曾の高山幽壑の中に磅したる...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...本邦稀に見る絶壑(ぜつえい)を成し...
石川欣一 「可愛い山」
...アブラハムの言によれば「絶頂に達する壑(ガリース)の中の若干は...
石川欣一 「可愛い山」
...底知れずの深壑(しんがく)から...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...壑の前方(むこう)の峰の凹みに陽が落ちかけていた...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...其処は険しい切り断った瓶の底のような壑の底で...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...自分の墜ちた処へ往くと壑の底へ向って悵望(ちょうぼう)し...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...傍には秋壑の寵姫(ちょうき)が綺麗に着飾ってたくさん坐っていた...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...秋壑はまたある時...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...秋壑はまたある時...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...「乞食坊主が悪戯(いたずら)をしてある」秋壑は嘲笑いながら入って往ったが...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...]老幼ハ溝壑ニ転ジ壮者ハ去テ他国ニ流離セリ...
田中正造 「直訴状」
...数多の橋梁を渓壑(けいがく)の間に架け...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...先人の旧居を去り寧溝壑に填せむことを希ひしに...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...幽壑(ゆうがく)ノ潜蛟(せんこう)ヲ舞ハシ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この刃(やいば)を胸に受けて溝壑(こうがく)に捨てられて腐ってしまったのだ...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...勝景来供岩壑前...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...絶壑層雲許盪胸...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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