...そこでまた演壇の方へ眼を返すと...
芥川龍之介 「路上」
...私は一寸見た時始め仏壇が戸外に安置されてゐるのかと思つた...
小穴隆一 「又三郎の学校」
...かの梯(はしご)を石壇(いしだん)のごとくふみくだり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...」「彼が壇上に立つと聴衆はもうすぐに彼の力を感ずる...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...一番大きな下の壇へは色々な供物の三宝が並べられる...
寺田寅彦 「祭」
...仏壇に供えてあるような青銅の香爐に妙な匂いのする香が焚かれた...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...文壇の内部に、野に叫ぶ声がなければいけない...
豊島与志雄 「野に声なし」
...文壇小説を説くとするなら...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...すぐに修験者のいる護摩壇へは行かないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...滅多に土壇(どだん)や巻藁(まきわら)をやっても物笑い...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがに仏壇からは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...助けてくれ――ツ」壇上に狂態の限りを盡す東海坊の口から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……われわれ……」壇に手をついて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...寝てゐるわけにも行かなくなると部屋の隅にある祭壇の下に膝まづいて...
牧野信一 「村のストア派」
...半焼の祭壇のうえを見ると...
吉川英治 「三国志」
...舎弟の直義も、一トすじの矢を壇にささげて拝(はい)をおこない、以下一族の吉良、石堂、一色、仁木、細川、今川、荒川、高(こう)、上杉などみな順次に奉納矢を上げたので、祭壇は、矢の塚になった...
吉川英治 「私本太平記」
...たとえばわれわれはあらゆる民家に仏壇を造るべき命令の下ったことを知っている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...金堂の壇上には多数の仏像がならび...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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