...家の壁板を取り替えるために、職人を雇った...
...壁板の色合いが、部屋の雰囲気に合っている...
...壁板が傷ついている部分を補修する必要がある...
...自分で壁板を貼り付けることはできないので、職人に頼んだ...
...壁板の質感を変えることで、部屋の雰囲気を変えた...
...壁と云はず壁板(したみ)と云はず...
芥川龍之介 「漱石山房の秋」
...自動平衡器の中にともされた蝋燭(ろうそく)は壁板に奇怪な角度を取って...
有島武郎 「或る女」
...室の右側の壁板に...
大杉栄 「獄中記」
...壁板を叩いて騒ぎ立てる...
大杉栄 「続獄中記」
...そして二室続きの部屋と第三の室とを仕切っている壁板をぶち抜いて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...壁板の下のほうとともに...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...片腕でしっかり壁板を突っぱって酔漢がころげ落ちないように垣(かき)を作っていた...
寺田寅彦 「軽井沢」
...壁板の音だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...天狗様の銭勘定をしている次の間の壁板に耳をくっつけて立聞きをしているうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...その壁板の反対の側に書かれてある格言に目をやってるのではなかろうか? 其処にはオランダの商業を当時世界的に最も信用すべき状態にまで高めた格言が記されてあった...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...何か――多分一匹の甲虫かネズミ――が背後の裸の壁板の裏でゴソゴソ逃げていった...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...すでにもう黒ずみかけた壁板すらも見せていた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...回り縁をすべて取って、ナイフを壁の背後に差し込むと、壁板がとれて、裏に四角い大穴が現れ、誰でも簡単に通れる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...壁板を外す必要はないな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...彼女を捨てばなしにして壁板のすきまに片足をかけた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「剣のうた」
...下には一人の男が背中から槍で柔らかい壁板に突き刺されていた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「剣のうた」
...時計の鎖に附いている鍵を突込みますとパタリと音がして二尺に二尺五寸ぐらいの壁板が開(あ)いて...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...そしてその食卓の周圍には槲の壁板へ打ちつけた狹い棚木に腰を掛けるだけのいくらかの餘地はあつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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