...次に墨江(すみのえ)の中(なか)つ王(みこ)...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ここにその弟墨江(すみのえ)の中つ王...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ここに阿知の直白さく、「墨江の中つ王、大殿に火を著けたまへり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...墨江(すみのえ)の舟つきをお定めになりました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...……これは何(ど)うも』あわてて腰を上げながら、勘定書(かきつけ)を出すと、墨江は、『……一緒に』と、低声(こごえ)で断って、そこの水屋障子(みずやしょうじ)をすぐ閉め切った...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...仕官する途(みち)はつきませぬ)墨江はそういうが...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...墨江がそこへ持って来ると...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...――墨江』賛五郎は膝(ひざ)を向き代えて...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...――居らっしゃるか』門口の声に、『お、伏原様に庄司(しょうじ)様、お揃いで――』と、墨江はすぐ、出迎えて、『あなた、いつぞや雪の日においで遊ばしたお仲間のお二方が』良人にも告げて、敷物をそこへ並べると、賛五郎は懶(ものう)げに起き直って、『先日、仲間一同の前では、ついどうかなる気で、ああ約束してしまったが、弱ったなあ、何と違約の詫びをしようぞ...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...墨江は、そういう世間が世間だと思っていた...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...墨江は髪の根が寒くなる...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...日頃の墨江を考えて打ち消してもみる...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...お妾(めかけ)ですか』墨江が...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...そして、墨江にも杯をすすめたが、墨江は、下に置いただけで、身をかたくして坐っていた...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...この御恩義をどうしてよいか分りませぬ』『墨江殿……』と...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...墨江が後退(あとず)さると...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...『……あっ? これは』『墨江殿のものだ』『うぬっ...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...……墨江はやはり...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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