...むかしわたしは始めて『増鏡』を読んだときからこの水無瀬のみやのことがいつもあたまの中にあった...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...ともすれば水無瀬殿にのみ渡らせ給ひてという『増鏡』の本文と符号している...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...大神楽(だいかぐら)の増鏡磯吉...
中里介山 「大菩薩峠」
...(以上は『増鏡』の「おどろのした」の一節による...
蜷川新 「天皇」
...(『増鏡』による)それらの天皇は...
蜷川新 「天皇」
...それは「増鏡(ますかがみ)」にも見える記事なのである...
吉川英治 「私本太平記」
...「増鏡」のいう、――かくてしも世に珍らしき見物(みもの)なりそれを見損なッてはと、押し出して来た人出である...
吉川英治 「私本太平記」
...〔増鏡〕これで見ても...
吉川英治 「私本太平記」
...「増鏡」に、――割子(わりご)(弁当)などまゐらせけれどみ気色(けしき)ばかりにてまゐらずとあるを見れば、帝も妃も、さすが、お箸(はし)も取られなかったようである...
吉川英治 「私本太平記」
...「増鏡」でも古典「太平記」でも...
吉川英治 「私本太平記」
...〔増鏡〕かくて、後醍醐は、絶海の孤島へ、追いやられた...
吉川英治 「私本太平記」
...それと「伯耆巻」「船上記」「増鏡」「梅松論」すべてが...
吉川英治 「私本太平記」
...「増鏡」はその壮大な列を写して...
吉川英治 「私本太平記」
...沿道には「増鏡」の筆者のような目撃者もいたことだろう...
吉川英治 「私本太平記」
...洛外衣笠(きぬがさ)村大北山のすそで「増鏡」内野の雪ノ巻に...
吉川英治 「私本太平記」
...おもなることは“増鏡”やその他の史実に拠った...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...増鏡や古典太平記では...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...じたい「増鏡」の筆者でも「太平記」の筆者でも隠岐は見ていず...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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