...その四角い穴には木片が填めてある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...窓の障子を填(は)め...
岩野泡鳴 「耽溺」
...自分の微力を以てしては精衛海を填(うず)むる世間の物笑いを免かれんかも知れんが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...銃器に装填(そうてん)し...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...それも初めから新たに装填し直しにかかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...しかしわたしは前もってそういう種類の填絮(まいはだ)は十分こしらえてあったのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...まさかの場合の用意として装填された何挺かの短銃(ピストル)...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...その反対の壁には神代杉の額縁に填められたスピノザの肖像がかかっていました...
辻潤 「書斎」
...装填(そうてん)し照準を定め牽索(ひきなわ)を張り発射しまた装填するまで...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...その穴を填す道は只裸になるより外の方法はない...
豊島与志雄 「生あらば」
...母と兄夫婦の来るのはこの不足填補(ふそくてんぽ)の方便として自分には好都合であった...
夏目漱石 「行人」
...一種の型の中に填つた人達のやうな氣がしますよ...
「修道院の秋」
...すべての瞬間に破滅の装填(そうてん)されている宇宙...
原民喜 「鎮魂歌」
...銀行の金庫を補填するために...
久生十蘭 「キャラコさん」
...それから靴の踵(かかと)に填(う)めてある...
フレデリック・ブウテ Frederic Boutet 森鴎外訳 「橋の下」
...双鉤填墨(さうこうてんぼく)のものゝごとし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...但「斎翁」の下(もと)にある填註のみは括弧内に入れた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...人間の推理がとかくおちいりがちな誤謬迷蒙を補填修正するためには...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??