...同様に肉体が食物で充填し切って居る時も...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...その間をば暗紅なる花もて填めたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...もし彈藥(だんやく)が裝填(そうてん)してなく或(あるひ)は單(たん)に彈丸(たま)だけ詰(つ)めて火藥(かやく)を加(くは)へなかつたなら...
今村明恒 「地震の話」
...かの女は黒い眼鏡を填(は)めた...
岩野泡鳴 「耽溺」
...それから博士のいわゆる「十五年満期」の「長期性時限爆弾」を「装填シアル物件」が十二個ずらずらと列記してあるのであった...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...装填後十五年もたった今日...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...比較的町らしい處では藁を布團に填めて使ひます...
江南文三 「佐渡が島から」
...パイプに煙草を填(つ)め出した...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...壁(かべ)に大(おほ)きい額縁(がくぶち)に填(はま)つた聖像(せいざう)が懸(かゝ)つてゐて...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...彼の頭を一杯に填(うず)めて居るものは...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...まさかの場合の用意として装填された何挺かの短銃(ピストル)...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...そのいちばん大きな筒が装填される時が来た...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...装填(そうてん)した銃を持って徒歩で控えていた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...凡(およ)そ一週間ばかり毎日のように社説欄内を填(うず)めて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その後ちシェイル氏は前にいうたブリチシ・ミュージアムにある粘土記録の破片からその削り去られた法文中の三箇条を見出してこれを填捕(てんぽ)した...
穂積陳重 「法窓夜話」
...私はその間隙を何かで充填(じゅうてん)しようと努力してみることがあるが...
堀辰雄 「鳥料理」
...実際はその果の内部に小花が填充しているのである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...装填(そうてん)して待っているのが代って前へ進んでは撃つ...
吉川英治 「上杉謙信」
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