...能く全くこれを填(うづ)むることなし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...この空虚は何物もて填(うづ)むべきか...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...僕は僕そッくりがひッたり当て填(はま)る気がして...
岩野泡鳴 「耽溺」
...何階の窓にも一様に鉄格子が填っている...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...今より填(み)ち満ち...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...別に歳入の補填を他の三税に求めたる如きは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その穴を填す道は只裸になるより外の方法はない...
豊島与志雄 「生あらば」
...其の日の放課後に自分は惡戲に費した時間を填補するために多忙であつた...
長塚節 「教師」
...英国はトランスヴールの金剛石を掘り出して軍費の穴を填(う)めんとしつつある...
夏目漱石 「倫敦消息」
...彼女はスライドを引き下げ、元に戻し、弾を装填した...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...再充填しなければならず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...子房の増大とともにこの毛もともに生長して間もなく室内を填充しかつその大きさをも加える...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...但「斎翁」の下(もと)にある填註のみは括弧内に入れた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「凍」字はわたくしが姑(しばら)く填(うづ)めたに過ぎない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...土を取った跡らしい穴の底に新しい土が填(う)まっていて...
森鴎外 「魚玄機」
...煙草を填(つ)めさせ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それでも一年の間の填合(うめあわせ)になる程...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...装填(そうてん)して待っているのが代って前へ進んでは撃つ...
吉川英治 「上杉謙信」
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