...銃器に装填(そうてん)し...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...今より填(み)ち満ち...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...彼の頭を一杯に填(うず)めて居るものは...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...まさかの場合の用意として装填された何挺かの短銃(ピストル)...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...せっかく充填した圧搾空気が効力を失い...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...割れ目の間隙(かんげき)が 10-8cm 程度である場合にこの種の皮膜ができればそれによって間隙は充填(じゅうてん)され...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...これを充填した血液の水分は蒸発し...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...別に歳入の補填を他の三税に求めたる如きは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それがいわゆる通俗の英雄豪傑のした荒ごなしを補填(ほてん)して行って...
中里介山 「大菩薩峠」
...京都にいる父から填補(てんぽ)して貰(もら)う事になった一面には...
夏目漱石 「明暗」
...まだ填(つ)めないところが妙だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一種の型の中に填つた人達のやうな氣がしますよ...
「修道院の秋」
...まるで攻城砲に煙硝を填めでもするやうに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...私はその間隙を何かで充填しようと努力してみることがあるが...
堀辰雄 「鳥料理」
...あたしは右手には空弾を装填した大型のブローニングを...
牧野信一 「鵞鳥の家」
...わたくしの三村氏を煩はして検してもらつた好古小録の填註に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大部分は手紙の反古(ほご)で填(うづ)まつてゐる...
森鴎外 「金貨」
...折々妻が里方から金を取り出して來て穴填をしたことなどがわかると...
森鴎外 「高瀬舟」
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