...馬鈴薯と塩肉とをバタで揚げる香いが...
有島武郎 「かんかん虫」
...それはサンドウィッチ、ビスケット、チーズ、塩肉、野菜スープの缶詰、それから数種の飲物だった...
海野十三 「地球発狂事件」
...仁淀(ニヨド)坪井博士はチャム語「ニオト」塩魚、塩肉としている...
寺田寅彦 「土佐の地名」
...それも虫の湧いたユーコラ(乾鮭)やシエッチ(塩肉とキャベツの汁)という口にするも耐えないようなひどいものだった...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...かかる場合には下層階級は必然的に困窮するが、しかしいずれも家畜を飼っているところの前述の家人(ハウスマン)を除けば、独立の労働者はほとんどいないのであるから、松の内皮をパンに混入しなければならぬというほどの困窮も、一般に冬の食料として蓄えることの出来るチイズや、塩バタや、塩肉や、塩魚や、ベイコンによって、緩和されるのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
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