...却つて神に往く道を塞ぐものとなるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...何物かが胸の中を塞ぐやうに感ぜられる...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...分娩のために特に家を作りその中に入つて周圍を塗り塞ぐ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...自分もそれを考えると気が塞ぐから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...濁流滔々として殆ど塞ぐ可からず此に於て乎公は以爲らく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...濁流滔々として殆ど塞ぐ可からず此に於て乎公は以為らく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...おれは自分で自分の息を塞ぐように...
豊島与志雄 「朝やけ」
...呼吸を塞ぐ噴煙も...
豊島与志雄 「自由人」
...その第三の抜け道は塞ぐつもりで...
野村胡堂 「古銭の謎」
...女中の三人や五人の口を塞ぐのは何でもない――とこう言うのだか」「それは乱暴でございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...耳の穴を塞ぐより外に術(て)はない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その小僧の口を塞ぐために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一様に開いた口を塞ぐことも出来ない為体(ていたらく)であつた――一同の面前には村長の義妹が立つてゐたのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...些(ちっ)とは塞ぐも好(いい)のサ」「そう言えばそんなような者だが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...ハツとして思はず口を塞ぐと乗り出した上体を後ろに退いた...
牧野信一 「月あかり」
...最後の一煉瓦で穴を塞ぐと子が泣いた...
南方熊楠 「人柱の話」
...氣の塞ぐ事はこれまたさみだれ頃の空と似てゐる...
横瀬夜雨 「花守」
...郡(ひぐん)から淮南への往来を断(き)り塞ぐべく出発した...
吉川英治 「三国志」
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