...水牛の塞ぎたる口の外...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...頬より胸に鮮血(なまち)迸(ほとばし)り眼を塞ぎ歯を切(しば)り...
泉鏡花 「活人形」
...そうして突然右手で両眼を塞ぎ頭を垂れて嗚咽しだしたのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...さうして其後は文太郎にもあまり突掛らぬ代り獨り塞ぎ込んでゐる事や子供に當り散らす事が多かつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...手で耳を塞ぎさうにした...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...肩肘(かたひぢ)張つて入口を塞ぎ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石と材木の切れ端(はし)で仕掛けの下を塞ぎ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...長持に入れて口を塞ぎ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...床を塞ぎ疊を敷いてから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は洗濯物で口を塞ぎ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」「コーヤクぢや塞ぎきれないでせう...
牧野信一 「秋・二日の話」
......
牧野信一 「ライス・ワッフルの友」
...近世、堤防を設けて、潮水を塞ぎ、数町の田圃を開懇せり...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...いたく疲労を覚ゆるに再び眠りたく眼を塞ぎたるも例のうつらうつらとするばかりにて安眠を得ず...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...蛇尾の尖(さき)を以て穴を塞ぎ水を止め天魔敗走した...
南方熊楠 「十二支考」
...余は汝が余の許に入り来らんとするすべての路を塞ぎたり(キケロ)という・高慢な語句***を聞く時に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...塞(ふさ)ごうたって塞ぎ切れるもんじゃねえ」三好が振返って冷笑した...
夢野久作 「オンチ」
...周囲に四つの城を設け、通路を塞ぎ、糧道を絶って、包囲の態勢を整えたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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