...振り向いて路を塞ぎ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...拭ひもあへで眼を塞ぎつ...
泉鏡花 「紫陽花」
...頬より胸に鮮血(なまち)迸(ほとばし)り眼を塞ぎ歯を切(しば)り...
泉鏡花 「活人形」
...そうして突然右手で両眼を塞ぎ頭を垂れて嗚咽しだしたのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...金融の道を塞ぎ食べるものを奪ひ...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...電線がかたまりこんがらがって道を塞ぎ焼けた電車の骸骨が立往生していた...
寺田寅彦 「震災日記より」
...口塞ぎというやつを――なあに...
中里介山 「大菩薩峠」
...お園は自分の耳を塞ぎ度いような...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...引っ返してこんな虐たらしい事をしたんですね」「口を塞ぎたかったのだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな事では口を塞ぎません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(金五郎の退路を塞ぎ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...右の次第をもって考うれば、言路を塞ぎ、業作を妨ぐるのことは、ひとり政府のみの病にあらず、全国人民の間に流行するものにて、学者といえども、あるいはこれを免れ難し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
......
牧野信一 「ライス・ワッフルの友」
...余は汝が余の許に入り来らんとするすべての路を塞ぎたり(キケロ)という・高慢な語句***を聞く時に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「むだなことを考げえるんじゃねえ」彼は机にしがみついて頭を振る、「そんなことに気をとられると出世のさまたげだぞ」そして他の水夫やエンジさんの騒ぎから身を護るように、両手で耳を塞ぎ、口の中で低く、本を音読するのであった、「――その構造のAは、原則として、スチイタアと、ロオタアの二部分に分れ、スチイタアの主躰は汽筒であって、……」お兼はもう助なあこには眼もくれなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...「むだなことを考げえるんじゃねえ」彼は机にしがみついて頭を振る、「そんなことに気をとられると出世のさまたげだぞ」そして他の水夫やエンジさんの騒ぎから身を護(まも)るように、両手で耳を塞ぎ、口の中で低く、本を音読するのであった、「――その構造のAは、原則として、スチイタアと、ロオタアの二部分に分れ、スチイタアの主躰は汽筒であって……」お兼はもう助なあこには眼もくれなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...深むらさきの壁に天の一方を塞ぎ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...周囲に四つの城を設け、通路を塞ぎ、糧道を絶って、包囲の態勢を整えたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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