...目(め)を塞(ふさ)いで飛込(とびこ)まうとしたけれども...
泉鏡花 「怪談女の輪」
...この海底要塞の中で...
海野十三 「太平洋魔城」
...問題の第一岬要塞の南方十キロの洋上を中心として...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...中央からは、マイカ大要塞へ、電話がとんだ...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...逃亡しないまでも家の中に逼塞している者が多かった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...西と南とが塞(ふさ)がっているので...
田山花袋 「少女病」
...五六人の客が降り道を塞がれて...
豊島与志雄 「電車停留場」
...口を開いたり塞いだり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...要塞化しているらしかった...
火野葦平 「花と龍」
...しかし、父島要塞の北に、そんな秘密根拠地があろうと、だれが思おうか?まして名将末山大将がひきいている聯合艦隊のほかに、秘密に編成された艦隊がいるなんて、もしもこれを米国艦隊司令長官ヤーネル大将に聞かしてやったら、どんな顔をするだろうか...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...巨大な利害を擔ふべき頑丈な塞(とりで)...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...自分の責を塞(ふさ)ぐ積りである...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...単なる定則は美の閉塞(へいそく)に過ぎない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...彼は前に立ち塞がった三人の男を...
山本周五郎 「竹柏記」
...侯が幕府から逼塞を命ぜられた理由は...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...東の空を重たげに塞(ふさ)いでいた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...(さては辞世(じせい)を書きおくお心とみえる)茂朝は胸の塞(ふさ)がる気がした...
吉川英治 「新書太閤記」
...立(た)ち塞(ふさ)がっていた門番や家来たちは...
吉川英治 「柳生月影抄」
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