...神学上の先入的偏見に充塞(じゅうそく)され...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...各国が国境附近に設けた要塞は運動性に乏しかった軍の行動を掣肘する事極めて大きかった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...一度もへまをやらないで山塞の脱出に成功した...
海野十三 「少年探偵長」
...眼を閉じ耳を塞(ふさ)ぎ心臓を破れんばかりに...
橘外男 「雷嫌いの話」
...ただ水のために帰路を塞(ふさ)がれているだけのように思えるのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そう云ってそこに立ち塞(ふさ)がると...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...西と南とが塞(ふさ)がっているので...
田山花袋 「少女病」
...不意に胸が塞(ふさ)がつてきた...
中戸川吉二 「イボタの虫」
...南が高い建物で塞(ふさ)がっているのと...
夏目漱石 「こころ」
...眼を塞(ふさ)いでいたので...
夏目漱石 「門」
...耳を塞(ふさ)いでゐても聽えます」「それから若旦那の久太郎はどうした」「お氣の毒なことに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「耳を塞いでゐますから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...長押から墜落した額が殺気を帯びて小床を塞いでゐる...
原民喜 「夏の花」
...馬塞耳から佛蘭西に行き...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...握手や頼ずりに胸を塞がれて...
牧野信一 「山の見える窓にて」
...ある時は万感一時に胸に塞(ふさ)がって涙は淵(ふち)を為して居る...
正岡子規 「恋」
...あなたさまの前に立ち塞がらなかつたかと...
横光利一 「火の点いた煙草」
...しかし時すでに防壁の一部から寄手(よせて)の別働隊が塞内(さいない)に混み入っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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