...城山の東麓に於ては熔岩流が下方を堰塞したる爲め一部は水を潴溜して小池を形成せり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...城塞内に万一捕われて生きているわが調査団員がいるかもしれないというところから...
海野十三 「地球発狂事件」
...通路は塞がれているらしい...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...さうして其後は文太郎にもあまり突掛らぬ代り獨り塞ぎ込んでゐる事や子供に當り散らす事が多かつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...階段や非常口が一時に押し寄せる人波のために閉塞(へいそく)して...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...帝都の野犬(?)を満載した三河島行きのトラックの前に立ち塞って...
戸坂潤 「社会時評」
...一時口が塞ったかと思うと...
豊島与志雄 「古井戸」
...塞がりてありしを...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...耳を塞((ふさ))いで歩くのです...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...過去の節穴を塞(ふさ)ぎかけたものは現在に満足する...
夏目漱石 「虞美人草」
...場塞(ばふさ)げで」と零(こぼ)した事(こと)も一二度(ど)あつた...
夏目漱石 「門」
...塞(ふさ)がつてゐるんですもの」宗助(そうすけ)は始(はじ)めて自分(じぶん)の家(いへ)に小六(ころく)の居(ゐ)る事(こと)に氣(き)が付(つ)いた...
夏目漱石 「門」
...日本の太平洋三要塞の一つである...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...甘く胸を塞がれる肉感を覚えたのである...
牧野信一 「環魚洞風景」
...今夜はそこを塞がなければなりません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼は塞にもどると...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...三蛮軍は五渓峰(けいほう)の頂に防塞(ぼうさい)を築いて...
吉川英治 「三国志」
...いわゆる大覚寺統の――後醍醐方の公卿と忌(い)まれて――逼塞(ひっそく)していた公卿ばらも...
吉川英治 「私本太平記」
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