...貧困で塗炭する家庭が多い...
...経営不振で会社は塗炭状態に陥った...
...戦争の中で国民が塗炭にあうことがある...
...常に苦労が続いているため、彼女は塗炭状態だ...
...長い期間の地震活動で町は塗炭状態になった...
...国民塗炭に苦しむここに十数年...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...この塗炭(とたん)に当ることがどうしてできよう...
田中貢太郎 「富貴発跡司志」
...これ決して両国生霊の塗炭に困(くる)しむの状を見るに忍びずしてかくのごとく道徳上の職分を尽くすものにあらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...人民が塗炭の苦に落ちかけているのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...四万々生霊を水火塗炭(とたん)の中に救はんのみ...
中島敦 「斗南先生」
...一般の庶民は塗炭の苦しみに会うというのでは...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...衆生済度の教えをもって生霊を塗炭に陥(おとしい)れ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...天下の塗炭(とたん)を救い...
吉川英治 「三国志」
...漢室の天子はあってもないのと同じだ」「…………」「百姓万民の塗炭(とたん)の苦しみも永劫(えいごう)に救われはしない……貂蝉」「はい」「おまえも薄々は...
吉川英治 「三国志」
...塗炭(とたん)の苦しみにあえぐを見ては...
吉川英治 「三国志」
...塗炭(とたん)の苦しみをなめます...
吉川英治 「三国志」
...民を塗炭の苦しみに投げこもうと...
吉川英治 「三国志」
...塗炭(とたん)の苦しみは...
吉川英治 「私本太平記」
...以後百年余にわたる南北両朝の争乱やら民の塗炭(とたん)が...
吉川英治 「私本太平記」
...民の塗炭(とたん)が救えるものなら...
吉川英治 「私本太平記」
...君(きみ)は民草(たみくさ)の塗炭(とたん)にお心さえ休(やす)まったことがない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...領下の民の塗炭(とたん)の苦は救われ...
吉川英治 「新書太閤記」
...天に代って良民の塗炭(とたん)の苦しみを救うのが梁党の目的だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索