...蓑亀(みのがめ)も毛だけを緑に塗るのは中々(なかなか)なまやさしい仕事ではない...
芥川龍之介 「少年」
...ゴム糊(のり)を塗る...
海野十三 「柿色の紙風船」
...こんな漆喰を塗るまでもなく...
海野十三 「東京要塞」
...廊下のようなところへ塗るには照りをつけるが...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...万年筆だと何度も/\塗る所を...
谷崎潤一郎 「文房具漫談」
...一書には鐘を鋳た後に羊の血をもってその裂罅(れっか)に塗るという意味に使われているそうである...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...別にこてこて白粉(おしろい)を塗るやうなこともする必要がなかつたし...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...毎日キルク炭を塗るのも厄介なところから...
豊島与志雄 「愉快な話」
...気の付かない物に塗るかどうかして...
野村胡堂 「流行作家の死」
...わが肱に血塗るは小き蚊の族もすると仇を誘ひけるかな私のけんまくが少しあらすぎた為か...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...バターを塗るパンの面は知ってるぞ」この哲学命題を受け入れる以外なかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...落雁肌にむらのないように塗る左官は少ないもので...
正岡容 「我が圓朝研究」
...其れが必(かなら)ずしも俺の尊嚴(そんげん)に泥(どろ)を塗るといふ譯(わけ)ではあるまい...
三島霜川 「平民の娘」
...豕(ぶた)の脂など塗るを地方の人が笑うと...
南方熊楠 「十二支考」
...彼女はそれをその頭から体ぜんたいに塗る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何だお前白粉なんざ塗るんじゃねえよ...
矢田津世子 「反逆」
...泥の上塗りでござろうぞ」「父の顔に泥を塗る! これや...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...荒壁の上塗だけは越してから塗ることにして...
若山牧水 「樹木とその葉」
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