...彼らはパンへ添加する少量のミョウバン(多分パン塊の1/4にたいし平均として8-10グレイン)は無害であると...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...此刹那に於いては道端の石塊も俄然として光を發する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...二歳許りの石塊(いしくれ)の樣な兒に乳房を啣(ふく)ませて坐つて居た...
石川啄木 「葬列」
...そこに陳列してあった二百万円の金塊がぬすまれたというさわぎがおこったものですから...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...一億円の金塊のかくし場所をしるした暗号だから...
江戸川乱歩 「大金塊」
......
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...また大陸塊の縁辺のちぎれの上に乗っかって前には深い海溝(かいこう)を控えているおかげで...
寺田寅彦 「災難雑考」
...槍と劔と巨大なる石塊用ゐ戰へる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「知性の氷塊」の上に落ちかかる黒光りの明るみの中における...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その金の塊を突き留めてみたらば...
中里介山 「大菩薩峠」
...道に横たわる人間の塊(かたまり)を小さな手で押してみたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれども一方ではまた心の底に異様の熱塊があるという自信を持っていた...
夏目漱石 「道草」
...また花吹雪(はなふぶき)を一塊(ひとかたま)りなげ込んで...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...九佐渡屋は無氣味に鎭まり返つて奉公人達は彼方此方(あつちこつち)にひと塊りになり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...奇妙な肉塊を一つずつ英仏海峡の荒波のなかへ落しこんだ...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...外的対象が結合された知覚の塊(心)への関係を獲得することである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...これと反対にその爆発口は窪んで大穴となっているからその宝永山を成している石礫岩塊をもと通りにその窪みの穴に掻き入れたらそれで宜しいのだ...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...鉄甲を冠り銃を肩にした警官隊が横町に塊っていたが...
横光利一 「旅愁」
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