...ポオやホフマンの塁(るい)を摩(ま)すほど...
芥川龍之介 「妖婆」
...紅露は相対塁(あいたいるい)して互に覇(は)を称し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...したがって兄弟や家の者に塁(るい)を及ぼさないですむという意味である...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...牢獄として使われている堡塁が上に立っている断巌などが残っていた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...決定的に占拠した保塁と見做しているのは...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...故らに対塁相当りて相争ふは何ぞや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...明荷(あけに)の類が塁(とりで)のように積まれてあるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...ドーモンの塁砦を東北に見はるかす高地の上に素晴らしく大きな蒲鉾型の納骨堂が横たわり...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...葡萄牙(ポルトガル)人がここの海岸へ城塁を築きました...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...俳句三百年間誰一人その塁を摩(ま)する者かあるべき...
正岡子規 「俳諧大要」
...城塁も落ちざらめや...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...毛利の前衛をなしている最大な防塁(ぼうるい)だからである...
吉川英治 「黒田如水」
...壕塁(ごうるい)の構想なども...
吉川英治 「私本太平記」
...塁濠(るいごう)は宏大(こうだい)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...一城を奪(と)られれば一塁を取りかえし...
吉川英治 「新書太閤記」
...堂木(だんぎ)山と神明山の二塁を預けて...
吉川英治 「新書太閤記」
...他の敵塁のうごきを監視するという役割をもつものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...塁寨(るいさい)...
吉川英治 「新書太閤記」
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