...これらの句になると後の芭蕉一派の句の塁を摩しているといってもいいのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...彼はテーブルをもって即座の堡塁(ほるい)とした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一方その形もあるいは塁壁(るいへき)のように堅固な...
中勘助 「独り碁」
...此処を最後の塁砦としてヴェルダンは死守された...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...それは無限の彼方にある城塁から...
久生十蘭 「南極記」
...遠く森のうしろから土塁が黒々とつづいて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...土塁も築き終ったか...
吉川英治 「上杉謙信」
...その壕塁(ごうるい)も曲輪(くるわ)造りも極めて簡単な構築で...
吉川英治 「黒田如水」
...山嶂(さんしょう)の塁壁(るいへき)望楼(ぼうろう)はすべて風化し...
吉川英治 「三国志」
...港には陸塁水寨(りくるいすいさい)を連ね...
吉川英治 「三国志」
...すると孤塁(こるい)の裏側から...
吉川英治 「私本太平記」
...前衛(ぜんえい)の一塁一塁を陥(おと)すにも...
吉川英治 「新書太閤記」
...味方の屍(かばね)を塁として...
吉川英治 「新書太閤記」
...かほどな堅塁(けんるい)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の余す防塁となってしまった...
吉川英治 「平の将門」
...これらの巨大な石塔と堡塁には信じ難い程に人のものならぬ重量感があり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...それら立方体及び堡塁は奇妙な洞窟口と同じく山脈の内側にも外側並に密に存在していた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...ロシアの巨人の塁を摩する...
和辻哲郎 「生きること作ること」
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