...敵塁の速射砲を発するぽとぽと...
岩野泡鳴 「戦話」
...塁を高くして持久戦の覚悟をきめ...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう塁壁を攀(よ)じ上(のぼ)るだろうと思ううち...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...あの人の塁(るい)を摩(ま)そうと目標にされるような...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...敗残の将が孤塁に拠るやうに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...お前は堡塁に拠(よ)って...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...こっちは三塁側だろ? 誰も手をたたいてないだろ?」「あら...
山川方夫 「昼の花火」
...志方の櫛橋治家などの塁も衝き...
吉川英治 「黒田如水」
...たちまち味方の壕塁(ごうるい)に伝わった...
吉川英治 「黒田如水」
...全塁の将卒がこぞって駈け向ったので...
吉川英治 「三国志」
...その孤塁(こるい)へ...
吉川英治 「私本太平記」
...決して伊丹の堅塁ではなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...途々(みちみち)も、木戸の要害、兵糧の運輸、地についておる車の輪の痕(あと)から、城中に入ってはなおさらのこと、将士の眼(まな)ざし、防塁の備え、草木のたたずまいに至るまで、よくよく眼をとどかせて来ねばならん...
吉川英治 「新書太閤記」
...さらに諸塁を構築して...
吉川英治 「新書太閤記」
...他の敵塁のうごきを監視するという役割をもつものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...小牧山の敵の堅塁へいどみかかり...
吉川英治 「新書太閤記」
...宇田津(うだつ)の軍道路にも、砂ほこりが、遠く望まれ、二、三千の西軍の兵が、敵の塁へ、いよいよ攻勢をとり始めたという...
吉川英治 「新書太閤記」
...室内の壁に帯状の彫刻ないし浅浮き彫りの痕跡があることがわかり――以前これおよび類似の堡塁の上を低空飛行した際に推測していたものが事実となった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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