...到るところ塁々と毒塚の立ちならぶのを見つつ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あしたに一塁をぬきゆうべに一城をほふ(屠)られるおはたらきをなされながら...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...最後の堡塁に立て籠って...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...敵塁と我兵の間にはこの邪魔物があって...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...二つの人民革命の砲塁がある!(一三三行)―一九三五・八・二三―...
槇村浩 「獄内にてドイツの同志を思う歌」
...帽子を飛ばして二塁へと突進する...
山川方夫 「昼の花火」
...味方の防塁を守り...
吉川英治 「三国志」
...すでに一手の蜀軍は城壁高き所の一塁を占領したかにすら見えた...
吉川英治 「三国志」
...ことごとくみな絶好の楯であり壁であり石垣であり塹壕(ざんごう)であり塁(るい)である...
吉川英治 「三国志」
...その孤塁(こるい)へ...
吉川英治 「私本太平記」
...孤塁の守兵は、木の根や野鼠も喰べていよう...
吉川英治 「私本太平記」
...――孤塁千早を開いて...
吉川英治 「私本太平記」
...田中の塁には、柴田隊が拠(よ)って、氏家(うじいえ)、稲葉、安藤の諸隊が凸字(とつじ)形に、日吉(ひえ)神社の参道まで突出している...
吉川英治 「新書太閤記」
...また、前々から、散陣的に、淀川の対岸から山崎方面へ出しておいた幾つかの部隊にも伝令をとばして、「勝龍寺へ籠(こも)って、防塁をかため、満を持して、敵を待て」と伝えさせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...実はこの二塁の構築が他のどこよりも手軽く粗末にできておる...
吉川英治 「新書太閤記」
...宇田津(うだつ)の軍道路にも、砂ほこりが、遠く望まれ、二、三千の西軍の兵が、敵の塁へ、いよいよ攻勢をとり始めたという...
吉川英治 「新書太閤記」
...ある頂(いただき)で四角い堡塁を見たと思う...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...これらの巨大な石塔と堡塁には信じ難い程に人のものならぬ重量感があり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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