...ただ決闘としても場違いのようじゃ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...なんだか場違いなのだ...
豊島与志雄 「変る」
...彼の存在そのものまでが場違いなのである...
豊島与志雄 「変る」
...彼の存在は聊か場違いの感じがあって...
豊島与志雄 「自由人」
...なにか場違いな心地で落着きがない...
豊島与志雄 「白木蓮」
...生れは越後じゃあるまいな」「恐れ入りますねえ――どうも場違いなものでござんして...
中里介山 「大菩薩峠」
...場違いの土地でいい絣をつくっている所を田舎へ旅してみかけることがあります...
林芙美子 「着物雑考」
...ぎこちなく立ち尽くす様子は、場違いで、周囲の豪華さに畏(おそ)れ多いかのようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...著しく場違いに感じたのは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...白髪は場違いを思わせるものの...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...全く場違いな感じだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...場違いだとか」前ジョージ卿を見れば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...毎晩みすぼらしい装(な)りをした場違いのお客様が...
正岡容 「小説 圓朝」
...私はつまり贅六の場違いや」「場違えはよかったな...
正岡容 「寄席」
...落語家は浪曲を場違いとばかり一蹴し...
正岡容 「わが寄席青春録」
...師匠菊之丞の得意は勿論(もちろん)、最初は、――何しろ上方の、それも緞帳(どんちょう)から成り上った器用役者、あざとくって、けれん沢山で見ちゃあいられねえ――とか、――ま、見たところは、美しいですが、とんと場違いで、近海の鯛(たい)に馴れた舌には、ちと頂けませんな...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...二人とも明白に場違いものであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...場違いのステテコだ……てんで船中の大評判になったんだそうで……おまけに二人とも……大変だ大変だ……とか何とか変な譫語(うわごと)を並べたもんですから...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
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