...市長も議員も ほくほく顔で...
ロバアト・ブラウニング 楠山正雄訳 「魔法の笛」
...彼は、ほくほく顔して、歩きながらも独りで悦に入っていた...
吉川英治 「剣難女難」
...張蘊はほくほく顔だった...
吉川英治 「三国志」
...「――この齢になって」と一家の栄えをほくほく顔とも聞えたが...
吉川英治 「私本太平記」
...名だけは、わしも聞いている」「なんでも、鳶七さんを相手に、たいそうな数(かず)の、よろい具足を、御註文のようでございますよ」「へえ、刀鍛冶がね?」「何しろ、数は多いし、日限は短いしと、鳶七さんは戸惑いと、ほくほく顔で、おかしい程でございますの」「卯木……」ふと、風に舞いかける描きかけの彫金下絵(ちょうきんしたえ)へ、文鎮(ぶんちん)を圧(お)いて、元成は声を沈めた...
吉川英治 「私本太平記」
...ほくほく顔で労をねぎらったのも当然だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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