...公志を得るに及んで、厚く之に報ゆ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...彼もまたその賞讃の声に報ゆべく...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...かれその功に報ゆとも...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...私たちは故人の功績に報ゆるために...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...圖(はか)らずも御恩の萬一を報ゆるの機會に遇ひしこそ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...先生の高恩に報ゆることが出来ぬから自分は故郷に帰って農夫の妻になって田舎(いなか)に埋れて了(しま)おうということを涙交りに書いた時...
田山花袋 「蒲団」
...直ちに「かばの舞踊会」を開催してこれに報ゆるといったような現象の流行した国もあったようである...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...愚弄に報ゆるに愚弄をもってし...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...後世之に鑑みて主人の盡す歡待に仇報ゆるを畏るべし』351 歡待を裏切るものを懲罰する神としてヂュウスに呼ぶ(XIII 624 にも)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...既に藩許を得るも未(いま)だ旅券を得ず、彼毫(ごう)も遅疑(ちぎ)せず、曰く、「一諾(いちだく)山よりも重し、俸禄捨つべし、士籍擲(なげう)つべし、国に報ゆるの業、何ぞ必らずしも区々常規の中に齷齪(あくさく)するのみならんや」...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...これを御国恩に報ゆると言う...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...彼方も亦日本人に報ゆるに何とか種々樣々な惡口雜言を言ふであらう...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...この家を出てまた報ゆるの時なきをかこち...
宮崎湖処子 「空屋」
...五百は怨(うらみ)に報ゆるに恩を以てして...
森鴎外 「渋江抽斎」
...天が善人に報ゆる仕方は如何なるものか...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...蓋し彼れ父に報ゆる能はざる所を以て之を母に報いんと欲せし也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...三代(みよ)の帝と国民(くにたみ)に報ゆる心澄み徹る時代の先駆...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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