...僕は直にそんな事があつて堪るものかと強く此感じを打消して了ふが...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そんなことがあつて堪るものぢやない...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...堪ろうと堪るまいと...
大杉栄 「男女関係について」
...「『堪るもんですか』もないもんだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...このうんきに籠(こも)っていては堪るまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから先が堪るまいではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...酔つ払ひの相手にされて堪るもんかへ...
牧野信一 「淡雪」
...夜中に芝居の真似なんてされて堪るものですか...
牧野信一 「蝉」
...何でこれが仇名で堪るものかえ...
牧野信一 「早春のひところ」
...「叔父の野郎ひとりに面白い思ひをされて堪るもんか...
牧野信一 「白明」
...――「手前達の食物になんかされて堪るもんかへ...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...そうおいそれと背負わされて堪るかってんだ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...にんげん三日も食わずにいて堪るもんか」こう云ったが...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...「死んで堪るものか! 死んで!」強く...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...舌つづみを打たれたのでは堪るまい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...自由を縛られて堪るものか」という気概の有村...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...見返りお綱が自由になって堪るものか」肘(ひじ)をはずして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そうそう立ち入られて堪るものじゃない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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