...一緒(いつしよ)にされて堪るものではない...
芥川龍之介 「東西問答」
...此の上目を狙はれて堪るもんでございますか...
泉鏡花 「遺稿」
...そんな馬鹿な事があって堪るものか...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...このうんきに籠(こも)っていては堪るまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...伯耆の安綱がそんなにザラにあって堪るものかい」七山崎は...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕を詩人や小説家と一緒にされて堪るものか)禁慾者...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...結婚などさせて堪るかい! 侍從が何だい? ただの官職に過ぎないぢやないか――手に取つて見られる代物でもなしさ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...そんなべら棒な話になんて驚されてゐて堪るものか! ――喧嘩だ...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...なかつたら堪るものか……」彼は...
牧野信一 「秋晴れの日」
...酔つ払ひの相手にされて堪るもんかへ...
牧野信一 「淡雪」
...離して堪るものか...
牧野信一 「鬼の門」
...さう浮々と参つたり参らせられたりして堪るものか...
牧野信一 「蝉」
...「嘘吐(うそつ)き! こんな月夜の晩に夜釣りがあって堪るものか...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...「叔父の野郎ひとりに面白い思ひをされて堪るもんか...
牧野信一 「白明」
...小説ぢやあるまいし左う左う恋愛事件などがあつて堪るものか...
牧野信一 「まぼろし」
...お岩さんなんぞに来られて堪るものか...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...罪を負わせられて堪るものか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そうそう立ち入られて堪るものじゃない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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