...辛抱強く堪えること...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼れは一足々々にこたへる痛さを堪える為めに全精力を集中させたように物凄い上づつた眼を据えてソロ/\と歩き出しました...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...苦痛を堪えるような顔をしたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一回水を飲めばよく十日以上も渇に堪えることができる...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...それを一生懸命に堪えると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...よくもち堪えることができて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今後の長期航海に堪えるあらゆる物資を集めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...恐るべき水圧にも堪えることを明らかにしたのである...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...物に堪えるという力をかねがね養ッて行け...
新渡戸稲造 「人格の養成」
...張り裂けるように溢れる涙を堪える辛さに...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...それに身を震わせつつ堪える」ことを既に決意している...
堀辰雄 「木の十字架」
...此の激務に堪える事の出来る女は白痴か...
松永延造 「職工と微笑」
...さらに縫ったり焼いたり消息子を入れられたりするのに堪える必要がないならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...告訴されるようなことをしなかったものも我慢づよくこれらの拷問に堪えることであろうが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...日常生活のいろいろの出来事に勇ましく堪えるように鍛えられている者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この仕事に堪えることができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...労役に堪える強い筋肉と霜から身を護る毛深い毛皮をもつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...啻にこの附加的地代のみならず更にこの土地に課せられる租税に堪えるに足るほど高いということに...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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