...苦痛を堪えるような顔をしたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それを堪えることが出来...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...自分ではそういう信念を堪えることができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...などに彼はもう堪えることができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...到頭これ以上こういう緊張した心の状態に堪えることが出来ない...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...じっと堪える子になった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...駒井はいよいよ怪しみの思いに堪えることができません...
中里介山 「大菩薩峠」
...むしろ鋭敏(えいびん)過ぎて刺戟(しげき)に堪えるだけの精力がないから...
夏目漱石 「こころ」
...此の喪失に堪えるのがおれの使命だと云う事でもはっきり分かってさえ居れば...
堀辰雄 「菜穂子」
...在りのまゝなる孤独に堪えることより他には...
牧野信一 「痩身記」
...「或る女」は一つの古典として読まれるに堪えるものになったであろう...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...でもあの年でああいう旅行に堪えることはうらやましい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...むしろ悲痛の中にいながら我慢してそれに堪えるにあり(キケロ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...堪えるとも! そのために死ぬことさえもあるというのに!(c)わざとおのれの身に傷をつけて自分の言葉に偽りのないことを信じさせるのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...低い悟性の者の方が高い悟性の者よりもよく堪えるとは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...戦場で傷の痛みに堪えるように床の上でも病苦に堪えるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...けれどもこれに堪えることができず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...野の花は雨風にもよく堪えるのです...
柳宗悦 「美の国と民藝」
便利!手書き漢字入力検索