...それで厳しい天候に堪えるために住家を建てる必要を生じた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...英国の軍人で政治家で詩人〕はこれを彼の調べ高い韻文でこう訳している――「それゆえにわれらの族(うから)は苦しみとなやみとに堪える堅き心をもつわれらの肉体が石の質なることを証(あかし)しつつ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それを一生懸命に堪えると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...長い観賞に堪える...
豊島与志雄著 「球体派」
...じっと堪える子になった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...さりとて大海(たいかい)を乗り切って外国に行くに堪えるだけの...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井はいよいよ怪しみの思いに堪えることができません...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちらも懸命に追ふ身ではあるものゝ心の重傷を堪える上に...
牧野信一 「凩日記」
...どうともして踏み堪えるはずの自分ではなかったろうか...
松濤明 「春の遠山入り」
...相当の因習にも堪えるというところ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それに堪えるだけの神経の調子になって来たのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五百が少しの酒に堪えるので...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あのように固い・あのように永い・結合の圧力に堪えるほどには...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしはよく苦労に堪える...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...けれどもこれに堪えることができず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お前は堪えるためにこの世に来た...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雨風や火に堪えること...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...その大部分はどんな艱難にでも堪える覚悟が出来ているようである...
和辻哲郎 「鎖国」
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