...辛抱強く堪えること...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...四百円の収入で以上の負担に堪えるのは容易でなく...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それを一生懸命に堪えると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...云わば実戦に堪える体力を養ってくれた教練のようなものであったのである...
寺田寅彦 「科学に志す人へ」
...先生と言って尊敬するに堪えるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...強風暴風に堪えると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...むしろ鋭敏(えいびん)過ぎて刺戟(しげき)に堪えるだけの精力がないから...
夏目漱石 「こころ」
...これに反し打たれても蹴(け)られてもジッとこれに堪えるのは...
新渡戸稲造 「自警録」
...鼻がちぎれてしまうかと思われるほど寒かった! もしも人達がそれに堪えるだけの活気さえあれば...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...それに身を震わせつつ堪える」ことを既に決意している...
堀辰雄 「木の十字架」
...堪える丈堪えたのだと云う自己に対する承認とともに万事を放擲した心境が...
宮本百合子 「有島武郎の死によせて」
...その恐怖に堪える精神力は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五百が少しの酒に堪えるので...
森鴎外 「渋江抽斎」
...必要があれば前の境遇にも堪えるであろうが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肉体がこれを受け入れるのに堪えるようになって始めて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは困苦に堪えるのにはきわめて骨がおれると思うが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしの肉体は落ちついた活動には堪えるけれども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...労役に堪える強い筋肉と霜から身を護る毛深い毛皮をもつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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