...僕は堪えられない...
太宰治 「新ハムレット」
...細君はその辱(はずかし)めに堪えられないで...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿霞」
...その誘惑に堪えられないくらいなら...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...汽車の座席にじっとしているに堪えられないくらいになった...
近松秋江 「黒髪」
...刺すような光に堪えられないほど涙がにじみ出して来た...
徳田秋声 「黴」
...私はその姿を見る時何時も堪えられないような恐怖を感じた...
豊島与志雄 「蠱惑」
...岸本は堪えられない思いで...
豊島与志雄 「白蛾」
...長く留(とどま)っているに堪えられないからである...
永井荷風 「妾宅」
...ひとごとながら浅ましさに堪えられないほどのことであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...心細いよりは怖ろしさに堪えられないようであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...わしは無聊(ぶりょう)に堪えられない...
中里介山 「大菩薩峠」
...狼狽に堪えられない気持になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...代助は堪えられない思いがした...
夏目漱石 「それから」
...堪えられない事であろう...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...逢(あ)わないでいることは堪えられないようにも思うのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...未亡人の寂しい人におさせするのが堪えられない苦痛に思われ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やはり自分一人だけで思っているには堪えられないのでもあるのです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...……いれば……ああ堪えられない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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