...まるで難攻不落(なんこうふらく)の堡塁(ほうるい)のようなもんだからな...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...ときどきは攻撃軍に占領されてもかまわない地域や櫓や堡塁もあるわけだ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...総掛りでこれらの堡塁や特火点を片附けなければならない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...其処(そこ)に土俵(どひょう)で築(きず)いた台場(だいば)――堡塁(ほるい)があった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...室のなかほどに横たわりし新聞綴込(とじこみ)の堡塁(ほうるい)を難なく乗り越え...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...主題の堡塁(ほうるい)に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はテーブルをもって即座の堡塁(ほるい)とした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...浮浪の徒の堡塁(ほるい)だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一人が堡塁へのしかかるように...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...銃眼のあいた低い堡塁(ほうるい)...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...伝令二 (あわただしく上って来て堡塁に顔を出し...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...堡塁を上って来る)惜しい勇者でしたが...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...そんな堡塁があるとは知らなかったから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...コンナ陰惨な死骸の堡塁の中間に収容されているのか私はサッパリ見当が付かなかった...
夢野久作 「戦場」
...その上には確かに一つの堡塁があった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...そうでなければ丘の堡塁同様に屋根がなく中を見ても荒れて氷に閉ざされた廃墟に過ぎなかった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...また我々自身が堡塁を戴く頂付近で見かけた奇妙な靄も同様に...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...それを防ぐには堡塁を襲撃奪取しなくてはならない...
和辻哲郎 「鎖国」
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