...彼は堅気の職業に就いている...
...家族のために、堅気の生活を送ることが大切だ...
...彼女は堅気な男性と結婚したいと思っている...
...堅気であれば、生活に困ることはない...
...塾講師をするのは堅気の仕事だと思います...
...それに、お蔦さんも、もう堅気です...
泉鏡花 「婦系図」
...どうか一日も早く堅気(かたぎ)になりたいものと一生懸命に気をつけているのでありますが...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...堅気のところならよかろうじゃねえか」「堅いところがございましたら...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔堅気(むかしかたぎ)の人は礼義はやかましいものだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...堅気にして嫁にやりたいって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...銘々離れ離れになって堅気の仕事を見つけ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...散々道楽をした揚句の堅気だから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...堅気(かたぎ)の娘たちとは調和しない奔放(ほんぽう)さがあった...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...堅気(かたぎ)の家に寄宿して...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...堅気になった姿を...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...どうぞそれまで何なりと堅気(かたぎ)の事をして一人で世渡りをしてゐて下され...
樋口一葉 「にごりえ」
...フランスの堅気な旧教的な美を代表するアントワネット...
宮本百合子 「アンネット」
...どこか堅気なところへ嫁にやりたいと思うて……」話がいつかそれていた...
矢田津世子 「女心拾遺」
...躯も手入らずなら育ちも堅気...
山本周五郎 「風流太平記」
...それも旅で知り合った女(ひと)が堅気(かたぎ)になって...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...堅気(かたぎ)は辛い...
吉川英治 「江戸三国志」
...堅気(かたぎ)の中でもかちかちの吝嗇屋(しまりや)らしく聞えるが...
吉川英治 「魚紋」
...堅気の人に落籍(ひ)かされてつい戦争中の頃までは阿佐ヶ谷へんに老後の世帯つつましく暮らしていたそうである...
吉川英治 「紅梅の客」
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