...彼は堅気の職業に就いている...
...家族のために、堅気の生活を送ることが大切だ...
...彼女は堅気な男性と結婚したいと思っている...
...堅気であれば、生活に困ることはない...
...塾講師をするのは堅気の仕事だと思います...
...商売は堅気(かたぎ)に限る...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...それに、お蔦さんも、もう堅気です...
泉鏡花 「婦系図」
...堅気らしい丸髷(まるまげ)に結(い)ってぞろりとした風をした女や安お召を引っ張って前掛けをした女などがぞろぞろ二階に上ったり下りたりしている...
近松秋江 「うつり香」
...東京で堅気の奉公なんざ出来やしませんから……...
徳田秋声 「新世帯」
...」堅気の田舎の家庭から巣立ちして来たばかりのお今の生(うぶ)な目には...
徳田秋声 「爛」
...まあ堅気な暮しはしていなかったらしいが...
豊島与志雄 「椎の木」
...堅気の女よりももっと地道なしっかりした心掛でやってる者もあるのを...
豊島与志雄 「常識」
...あっちの堅気の名主様かなにかが出て...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方は堅気の町人の息子...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「もっとも今じゃすっかり堅気になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかもそうした堅気(かたぎ)の士族出が...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...素ッ堅気の道にかけては取り柄のねえあっしだ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...乗れ」「連れて行ってくださいまし」堅気なふうなのもあり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...案外あれで堅気なのかな...
久生十蘭 「金狼」
...申すまでもなく唐人(あちゃ)さんと堅気(きんとう)の娘が会合(さしあ)うことは法度でござりますばッてん...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...このまま堅気にさしてあげられるわけじゃなし...
山本周五郎 「風流太平記」
...堅気のお嬢さんや花柳界のキレイどこが押し寄せて...
山本笑月 「明治世相百話」
...すッかり堅気(かたぎ)のお内儀(ないぎ)らしくなりましたね」「いいえ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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