...彼は堅気の職業に就いている...
...家族のために、堅気の生活を送ることが大切だ...
...彼女は堅気な男性と結婚したいと思っている...
...堅気であれば、生活に困ることはない...
...塾講師をするのは堅気の仕事だと思います...
...これが四十前後の堅気な男女にまで波及して来たのだとすると...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...「堅気の家なんか真実(ほんとう)につまらない...
徳田秋声 「足迹」
...厳格な堅気風に仕立てることは...
徳田秋声 「チビの魂」
...まあ堅気な暮しはしていなかったらしいが...
豊島与志雄 「椎の木」
...どうか一日も早く堅気(かたぎ)になりたいものと一生懸命に気をつけているのでありますが...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...三年前から堅気になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...堅気にして嫁にやりたいって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...外通りは堅気一色な...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...あんまり堅気な父親をもっていて...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...案外あれで堅気なのかな...
久生十蘭 「金狼」
...それも堅気な人たちなら朝の勤行に詣つてゐる時分に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ちやうどそのとき酒場にゐあはせた、堅気な人たちや、馬車ひきや、ちよつと立ち寄つただけの客などを集めて、かくかくの次第でまことに困つたことが出来(しゆつたい)してしまつたと、一部始終を打ち明けた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...先代志ん生にこの演出の速記あれど火消しになった若旦那が夢に母に会って泣いているのを仲間に起こされ堅気に戻れと意見される冒頭など充分にさしぐまれました...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...どこか堅気なところへ嫁にやりたいと思うて……」話がいつかそれていた...
矢田津世子 「女心拾遺」
...T「あんな堅気の娘さんに……」と言って...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...堅気のかみさんていうふうだったよ」もしもそれが本当で...
山本周五郎 「さぶ」
...「堅気(かたぎ)の旦那で納まッているおめえの所へ...
吉川英治 「江戸三国志」
...堅気の人に落籍(ひ)かされてつい戦争中の頃までは阿佐ヶ谷へんに老後の世帯つつましく暮らしていたそうである...
吉川英治 「紅梅の客」
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