...彼は堅気の職業に就いている...
...家族のために、堅気の生活を送ることが大切だ...
...彼女は堅気な男性と結婚したいと思っている...
...堅気であれば、生活に困ることはない...
...塾講師をするのは堅気の仕事だと思います...
...上流の堅気な住まいとも見極めがつかない...
谷崎潤一郎 「秘密」
...どうもあの人も堅気の商人向きでないようでね...
徳田秋声 「足迹」
...しかし堅気にしておけばおいたで...
徳田秋声 「縮図」
...とかく堅気を憧(あこ)がれるんだが...
徳田秋声 「縮図」
...比較的(ひかくてき)堅気(かたぎ)になったりして...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...どうか一日も早く堅気(かたぎ)になりたいものと一生懸命に気をつけているのでありますが...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...昔堅気(むかしかたぎ)の人は礼義はやかましいものだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「有難うよ」身扮(みなり)に相応した堅気の娘なら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八」「堅気な隠居夫婦が一軒...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...と聞いてるんだよ」「俺かい? 俺は労働者だよ」「労働者? じゃあ堅気だね? それに又何だって跟けられてるんだい?」「労働争議をやってるからさ...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...堅気の家の相続息子地廻(じまわ)りと改名して...
樋口一葉 「たけくらべ」
...堅気な基督教徒のやうに薪を使はないで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...いくら見合いをしても御隠居様にこの隠し芸があっちゃ堅気の者じゃちょいと気味が悪くって寄りつけねえや」最前...
正岡容 「寄席」
...色々な形で堅気な人間は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...T「あんな堅気の娘さんに……」と言って...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...堅気のお嬢さんや花柳界のキレイどこが押し寄せて...
山本笑月 「明治世相百話」
...堅気(かたぎ)の中でもかちかちの吝嗇屋(しまりや)らしく聞えるが...
吉川英治 「魚紋」
...伊太利(イタリー)女の堅気な臭にふと眼が覚めると廊下でフランス人の車掌とイタリー人の官憲とが僕を指して僕のワイシャツに僕のフランスの港の生活が絵のように書いてあると云ってわらっているのだ...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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