...声だけは人並以上に堂々としているのが...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...彼等がもう正々堂々として戰ひが出來なくなつた時...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...淺間山堂々として人の眉目を壓するに...
大町桂月 「碓氷峠」
...いつでも堂々としていたい...
太宰治 「喝采」
...押出しが堂々としており...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ほんの小さな小犬であったのが今では堂々としてしかもかわいい良い犬である...
寺田寅彦 「柿の種」
...どれだけ堂々として立派かわからない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...いくら成功しても正義堂々としていないものはいやです...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...堂々として、前路における何物をも眼中に置かずに押しかけて来るところが壮観です...
中里介山 「大菩薩峠」
...バーニ先生はジェシの腕に手を置き、落ち着き払って、堂々としている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ギルドのくずれかかる時代の新興市民にたよる過程など実に堂々としているくせに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...堂々として鮮明な美しさは源氏の大臣以上だろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どんな堂々として変らない権威を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何とそれは堂々として確信に満ちていることであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...態度は堂々として...
山本周五郎 「竹柏記」
...みごとに堂々としている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...この国の人々の顔を見ていると、威風堂々として、あたりを払う風貌が多い...
横光利一 「欧洲紀行」
...堂々としているほうがいいと思う...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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