...そして堂々としたおなじ形で...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...いかさま堂々とした「能なし(ノウバディ)」がお仕着せのモウニングを一着におよび...
谷譲次 「踊る地平線」
...あのかすかな弛みを見せながらなほ未だに堂々とした線を中空に張りわたしてゐる苔(こけ)のついた屋根...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...堂々とした学者らしいおちつきを取り戻して...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...堂々とした美男であつたが...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...ジュークスさんの陽気な堂々とした態度に対する平身低頭の尊敬ぶりとはまるで違つていた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...ちょっと見たところでは別に堂々とした様子などはない...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...堂々とした鬚を立てた先生等の中に交つた此の白面無鬚の公子の服装も著しくスマートなものであつた...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...方言から批評へ行くことは堂々とした形では不可能だ...
戸坂潤 「読書法」
...それからその方たちを好く思ふといふことでは幾人かは立派な、堂々とした、中年の方だと思ひ、他の方たちは若くて伊達(だて)で、綺麗で、元氣があるとは思つてゐます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...堂々とした花婿だつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...堂々としたジーメンスの工場を見たが...
宮本百合子 「明るい工場」
...彼はあの堂々とした装いの中に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...写真は五枚とも同じもので真中には風采の堂々とした純ヤンキーらしい鬚のない男が...
夢野久作 「暗黒公使」
...かれの堂々とした体躯にみとれていた...
吉川英治 「醤油仏」
...この村に見かけない堂々とした武士である...
吉川英治 「宮本武蔵」
...心行くばかりあの堂々とした姿を味わうことができた...
和辻哲郎 「四十年前のエキスカージョン」
...部分的には堂々とした通りもできあがって来た...
和辻哲郎 「城」
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