...『這(こんな)社會だから、赤裸々な、堂々たる、小兒の心を持つた、聲の太い人間が出て來ると、鼠賊共、大騷ぎだい...
石川啄木 「漂泊」
...一万三千余種八万巻の書冊は其数量に於てこそ堂々たる大図書館の十分一将た二十分一にも過ぎないが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...堂々たる生活をしながら社員が急を訴えても空々(そらぞら)しい貧乏咄をしてテンから相談対手にならなかった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...堂々たる学士がマジメに小説家になろうとは誰も思わなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...なかなか堂々たるもので...
海野十三 「什器破壊業事件」
...堂々たる時平の貫禄に押されて...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...しかし堂々たるものであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...三本マストの堂々たる黒船が...
中里介山 「大菩薩峠」
...堂々たる威容に帽子を脱がせる...
野村胡堂 「楽聖物語」
...いま体躯堂々たる巡査が喋りださうとするところであつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...宮殿のように堂々たる大邸宅を構えて住んでいる...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...例へば堂々たる帝國の議會ですら...
三島霜川 「解剖室」
...堂々たる彫刻である...
柳宗悦 「全羅紀行」
...殊にこの頃は堂々たる官立の学生に不良が殖えたという...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そうした玄徳同情者のうちでも最も堂々たる名乗りをあげた魏延(ぎえん)は...
吉川英治 「三国志」
...実に堂々たるものだったそうな――伜(せがれ)の程咨(ていじ)もそう云いおりました...
吉川英治 「三国志」
...堂々たる男子である...
吉川英治 「新書太閤記」
...堂々たる門戸を張っていたが...
吉川英治 「山浦清麿」
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