...風貌堂々たる支那人が...
芥川龍之介 「上海游記」
...堂々たる学士や紳士たちさえ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...堂々たる俳句を作れ...
高浜虚子 「俳句への道」
...あの堂々たる体格の西洋人を女房に持とうなどとは...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...堂々たる諸侯の儀衛を衝(つ)かんとす...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...夫は云わば白昼に於ける堂々たる出版物だと云うよりも一見目立たずに而も絶大な的確な効果を持つ処のやり方なのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...検事局の堂々たる世迷(よま)い言(ごと)をはぎ取られ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...市民的に尊大な威圧的な堂々たる率直な作法を持っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...堂々たる詩家となった者が幾らでもいるのだ...
中島敦 「山月記」
...まことに堂々たるものでしたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...実に堂々たる押出しだった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...客が堂々たる机の前に進み出てゆく小刻みの歩みが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...こんな堂々たる一間に一間の大ダンスだの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...堂々たる東京帝国大学の威を借って...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...まずもって堂々たる弁証法的演説を聞かせてのちに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いかにも王様らしい堂々たる態度でそれに堪えた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...コート」の威儀堂々たる...
山路愛山 「英雄論」
...もそっと威容堂々たるご体躯かと想像しておりましたが...
吉川英治 「黒田如水」
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