...肥料(こえ)つけの馬の手綱も執る...
石川啄木 「刑余の叔父」
...著者はその職業の故を以て常に法廷に辯護の勞を執ることに盡してゐた...
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」
...水野仙子さんに就いて筆を執るのは實に廿五年ぶりくらゐな事であらうか...
今井邦子 「水野仙子さんの思ひ出」
...其後日々新聞に筆を執るに及でも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...暴政は筆を執る者にその執筆の範囲を縮めさせる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...其本の中に女が政治を執ることが書いてあるのです...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...此の鎌を執る老婆(或はこんな事を營業にした者があつたのかも知れぬ)の傳説化ではないかと考へてゐる...
中山太郎 「安達ヶ原の鬼婆々異考」
...Kは彼の片腕を執るようにしてせかせか歩きだした...
原民喜 「遥かな旅」
...固より親から鞭を執る者に非ず...
福沢諭吉 「帝室論」
...メスを執る人ともならんとした...
前田普羅 「普羅句集」
...中腰で筆を執るべく余儀なくされたのは遺憾であつたが...
牧野信一 「浅原六朗抄」
...先頭に手綱を執ると...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...この筆を執る意味もなくなると眼を据えて十日も前から凡てのものをぼつばつ読みはじめて...
牧野信一 「浪曼的月評」
...あるいは仔細に注意してこれを執る...
南方熊楠 「十二支考」
...政治を執る者は変る...
山本周五郎 「山彦乙女」
...また万一吾々が成功して天下を執る段になっても...
夢野久作 「近世快人伝」
......
横瀬夜雨 「花守」
...昨日私は先生について筆を執る事を約した...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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